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不動産市場は「バブル」か。崩壊はあり得るのか。

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第179話 著者のプロフィールを見る

2016/10/12 掲載

2012年12月の自民党への政権交代以降、アベノミクス、黒田バズーカで快調に飛ばしてきた日本の不動産市場ですが、昨年後半のチャイナショックあたりから変調をきたし、全体として芳しくないままおよそ1年が経過しました。

不動産経済研究所によれば、2016年8月の首都圏マンション市場は発売戸数が24.7%減、契約率は66.6%と、好不調の目安とされる70%を3か月連続で割り込んでいます。一部の販売現場では適宜「 値引き 」も行われているようです。

こうした昨今の市場の不調を受け「 不動産市場はバブルだ! 崩壊する! 」といった論調がしばしばメディアにおいて散見されるようになりました。しかし結論をいえば現時点の不動産市場はまだバブルと呼ぶには言い過ぎですし、ドカーーン! と崩壊するような予兆もありません。

例えば新築マンション市場では、かなりの程度で「 大手寡占 」が進んでいます。リーマンショック前は中小デベロッパーが乱立、かつ新築マンション分譲にその事業シェアを思い切り傾斜していたうえ、都心部から30キロを超えた郊外や、駅から10分以上離れたところで用地取得・販売を行うなど、兵たんが伸び切った状態で...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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