みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋修です。
中古住宅市場は非常に活況です。成約価格こそ下落しているものの、東京カンテイによれば中古マンションの取引数は 08年に入ってずっとプラス ( 前年同月比 )。REINS ( 東日本不動産流通機構 ) のデータでも、 5月以降 1ケタ後半から 2ケタの伸びを示しています。さすがに 10月はリーマンショックで息切れしました。
さくら事務所に相談に訪れる購入希望者も、かつてであれば新築を検討していた向きが相当程度、中古市場に流れているのがみてとれます。中古住宅の購入理由には様々な理由がありますが、新築住宅価格を 100とすると、中古マンションの平均価格は 60程度。中古戸建のそれは 55程度であり、圧倒的多数を占める動機は 「 安いから 」 です。
そうはいっても欠陥住宅や耐久性に問題のある住宅、メンテナンスコストのかかる住宅をつかみたくないという理由から、 「 ホームインスペクション ( ※建物調査 ) 」 の依頼が急増しています。さくら事務所への依頼数は前年比 226パーセントです。
外需依存の不安定な日本経済を、安定的な内需主導の経
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