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ボロ物件投資の落とし穴。実際の相談例。

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第183話 著者のプロフィールを見る

2017/2/14 掲載

築古物件を割安に買って一定のリフォームをして賃貸運用する、いわゆる「 ボロ物件投資 」を志向する大家さんが、このところ目に見えて増加しているようです。

確かに、小資金で高収益をあげるには最適な手法の一つですからね。一方でボロ物件投資では「 こんなはずじゃなかった! 」といった間違いやトラブルが発生する確率が高いことに留意する必要があります。

今回は、さくら事務所に寄せられた相談事例の中から、ボロ物件投資の注意点をいくつかお知らせします。まずは「 土地面積 」の勘違いについてです。




上の写真は、法務局で取れる「 地積測量図 」です。

少し見にくいですが、このうち、①( 地番 743-2 )の土地に建つボロ物件を買うとき、地積測量図に書かれている土地面積109.09平米( 32.99坪 )を鵜呑みにすると「 最悪は更地で売れるな 」といった算段が狂うということです。

なぜならこの土地は「 残地 」( ざんち )だから。残置とは「 まとまった土地を測量したうち、残りの土地 」のことです。①の土地は全体から引き算しているだけで実際には測量してないというわけです。

かつての測量というものはかなりいいかげんな...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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