さくら事務所で購入した米ワシントン州のコンドミニアムを、1年足らずで売却、40%の売却益を得ました。なぜこんなことができたのか、かんたんに経緯をご説明します。
まず米国はリーマン・ショック以降の経済復調と不動産市場の回復をはたしたあと、とりわけこの数年間は不動産価格上昇にも天井感が出ていました。しかし米国と一口に言っても広く、不動産市場の温度も実際にはバラバラです。
過熱感が出ていたのはマイアミやニューヨーク、サンフランシスコなどの第一群。第二群のワシントン州シアトル、コロラド州デンバー、オレゴン州ポートランドなども価格は上昇していたものの、まだ天井とはいえず、第一群の価格頭打ち感から第二群へとマネーの波がシフトしそうなタイミングでした。
この第二群の中からシアトルを選択したのは、今後も当面はほぼ確実に上昇するであろうとの読みからです。
まず、他州に比して所得が頭一つ以上高い。マイクロソフトやアマゾン本社をはじめ、そこからスピンアウトした人材獲得を狙うIT軽企業が続々と進出、所得の高いIT系人材を結果としてシアトル周辺に囲い込む形ができています。
他にITといえばサンフランシスコが有名ですが、あ...
まず米国はリーマン・ショック以降の経済復調と不動産市場の回復をはたしたあと、とりわけこの数年間は不動産価格上昇にも天井感が出ていました。しかし米国と一口に言っても広く、不動産市場の温度も実際にはバラバラです。
過熱感が出ていたのはマイアミやニューヨーク、サンフランシスコなどの第一群。第二群のワシントン州シアトル、コロラド州デンバー、オレゴン州ポートランドなども価格は上昇していたものの、まだ天井とはいえず、第一群の価格頭打ち感から第二群へとマネーの波がシフトしそうなタイミングでした。
この第二群の中からシアトルを選択したのは、今後も当面はほぼ確実に上昇するであろうとの読みからです。
まず、他州に比して所得が頭一つ以上高い。マイクロソフトやアマゾン本社をはじめ、そこからスピンアウトした人材獲得を狙うIT軽企業が続々と進出、所得の高いIT系人材を結果としてシアトル周辺に囲い込む形ができています。
他にITといえばサンフランシスコが有名ですが、あ...
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