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7割が半値になる?! 日本の不動産格差は益々拡大へ。

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第189話 著者のプロフィールを見る

2017/8/13 掲載

シンガポール国立大学の清水千弘教授らの研究によれば、日本の住宅価格は2040年には2010年から46%下がるとしています( 2010年比 )。1,000万円の不動産が540万円になってしまうわけですね。

しかし、これはあくまで全国平均。これから不動産市場は大きく3極化します。はたしてどんな割合で、どんなグループが生まれるでしょうか。



まずは「 価値維持・上昇 」グループ。これは全体の10%~15%程度でしょう。

価値維持・上昇というと都心の一等立地などをイメージしますが、必ずしもそれだけではありません。郊外でも地方でも、人口の集積が行われる一部地域はこのグループに入ります。

次は「 半値 」グループ。現在価値から毎年2%~4%の下落を続け、数十年後には半値程度にまで価格下落します。ここは最もボリュームが大きく、全体の70%程度です。仮に年率4%下落すると15年程度で半値ですね。

最後に「 無価値・マイナス価値 」グループ。引き取り手がなく、固定資産税や維持管理にコストがかかるだけ。あるいは、古家の取り壊し費用まで売主が負担して、ただで引き取ってもらうようなパターンです。これは全体の15%~20%...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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