シンガポール国立大学の清水千弘教授らの研究によれば、日本の住宅価格は2040年には2010年から46%下がるとしています( 2010年比 )。1,000万円の不動産が540万円になってしまうわけですね。
しかし、これはあくまで全国平均。これから不動産市場は大きく3極化します。はたしてどんな割合で、どんなグループが生まれるでしょうか。
まずは「 価値維持・上昇 」グループ。これは全体の10%~15%程度でしょう。
価値維持・上昇というと都心の一等立地などをイメージしますが、必ずしもそれだけではありません。郊外でも地方でも、人口の集積が行われる一部地域はこのグループに入ります。
次は「 半値 」グループ。現在価値から毎年2%~4%の下落を続け、数十年後には半値程度にまで価格下落します。ここは最もボリュームが大きく、全体の70%程度です。仮に年率4%下落すると15年程度で半値ですね。
最後に「 無価値・マイナス価値 」グループ。引き取り手がなく、固定資産税や維持管理にコストがかかるだけ。あるいは、古家の取り壊し費用まで売主が負担して、ただで引き取ってもらうようなパターンです。これは全体の15%~20%...
しかし、これはあくまで全国平均。これから不動産市場は大きく3極化します。はたしてどんな割合で、どんなグループが生まれるでしょうか。
まずは「 価値維持・上昇 」グループ。これは全体の10%~15%程度でしょう。
価値維持・上昇というと都心の一等立地などをイメージしますが、必ずしもそれだけではありません。郊外でも地方でも、人口の集積が行われる一部地域はこのグループに入ります。
次は「 半値 」グループ。現在価値から毎年2%~4%の下落を続け、数十年後には半値程度にまで価格下落します。ここは最もボリュームが大きく、全体の70%程度です。仮に年率4%下落すると15年程度で半値ですね。
最後に「 無価値・マイナス価値 」グループ。引き取り手がなく、固定資産税や維持管理にコストがかかるだけ。あるいは、古家の取り壊し費用まで売主が負担して、ただで引き取ってもらうようなパターンです。これは全体の15%~20%...
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