「 マンションの建て替え 」がなかなか進みません。日本全国には650万戸以上のマンションがありますが、建て替えが実現したのはいまだ250事例程度にとどまります。
建て替えられたマンションのほとんどは「 容積率が余っていたから 」。つまり、従前より大きな建物を建て、余剰分を市場で売却することで建て替え資金を捻出できたというケースです。
これができない場合、各住戸の所有者が100%耳を揃えて2,500万〜3,000万円の現金を出すか融資を組む必要があります。
しかし、老朽化したマンションに限って高齢化率も高く、資金に余裕のない方も多かったり、今さら建て替えなど必要ないと考える向きもあることが、多くのケースで建て替えができない理由になっています。
「 日本全国の容積率をUPしてマンション建て替えを促進すればいいではないか 」という議論もあります。
しかし、そうしたボーナスを与え、全てのマンションが建替えられることになったら、人口・世帯数減少が明白な我が国において、いったいどれだけの住宅が余ってしまうのでしょう。
住宅数はすでに飽和し、都市部においてすらむしろ空き家対策に本腰を入れなければならない局面です...
建て替えられたマンションのほとんどは「 容積率が余っていたから 」。つまり、従前より大きな建物を建て、余剰分を市場で売却することで建て替え資金を捻出できたというケースです。
これができない場合、各住戸の所有者が100%耳を揃えて2,500万〜3,000万円の現金を出すか融資を組む必要があります。
しかし、老朽化したマンションに限って高齢化率も高く、資金に余裕のない方も多かったり、今さら建て替えなど必要ないと考える向きもあることが、多くのケースで建て替えができない理由になっています。
「 日本全国の容積率をUPしてマンション建て替えを促進すればいいではないか 」という議論もあります。
しかし、そうしたボーナスを与え、全てのマンションが建替えられることになったら、人口・世帯数減少が明白な我が国において、いったいどれだけの住宅が余ってしまうのでしょう。
住宅数はすでに飽和し、都市部においてすらむしろ空き家対策に本腰を入れなければならない局面です...
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