みなさんこんにちは。不動産コンサルタントの長嶋修です。
M・S・P・R ( マンション・セールス・プロモーション・リサーチ ) という、新築マンションデベロッパーの有志の会があります。現場の第一線で活躍する役員や部長・課長クラス、メディアの責任者などが定期的に集まる会合です。私も末席ながら、参加させていただいています。話を聞けば、どのデベロッパーも押しなべて台所事情は厳しく、メンバーのなかには民事再生の適用を受けた会社もあります。
原材料や資材価格の高騰から 「 新価格 」 「 新々価格 」 といわれ、20パーセントから 30パーセントもその販売価格を上昇させてきた新築マンションですが、2007年にはすでに息切れ、在庫が積みあがる中で 1,000万円引きのマンションが登場したり、買取転売業者が登場するなか、あの 「 リーマンショック 」 を 2008年 9月 15日に迎えます。新築マンションデベロップ事業はまさに 「 景気産業 」 であり、その余波を直撃する形で、販売はさらに不振を極めました。頼みの綱である融資も金融機関から止められることによって、破綻に追い込まれる企業が続出しました。
では
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