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スルガ銀行の問題がこれからの不動産投資業界に及ぼす影響

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第200話 著者のプロフィールを見る

2018/6/11 掲載

シェアハウス融資をめぐる「 かぼちゃの馬車事件 」では、融資にまつわる各種書類が書き換えられ、本来貸してはいけない、借りてはいけない融資が行われていました。

これを受けて金融庁はスルガ銀行に対し報告徴収命令を出した後、融資担当者や経営陣の関与など融資の実態解明を急ぐ意図で、同行へ立ち入り検査に踏み切っています。

今後の焦点は、金融庁が果たして「 どの程度の処分にまで持っていくか 」です。「 責任の範囲は現場の融資担当者まで 」だとして業務改善命令程度で終わるのか、「 経営者の責任問題 」に踏み込むのかなどです。

同時にスルガ銀行は、スルガ銀行が事前に報告書を見ることができない、いわゆる「 日弁連方式 」を執り行う第三者委員会に内部調査をゆだねており、8月には報告書が提出される予定です。

こうした事態を受けて「 不動産投資バブルが崩壊 」といった論調が一部で見受けられますが、この件そのものの影響は限定的でしょう。

2012年の民主党から自民党への政権交代以降、ほぼ一本調子で上げてきた不動産投資市場ですが、そのなかでも行き過ぎた一部融資にメスが入るという程度で、むしろ早期健全化が図られてよかったので...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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