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需要は「広さ」から「近さ」へ。世界の不動産価格下落で日本はどうなる?

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第207話 著者のプロフィールを見る

2019/1/14 掲載

あらゆる物件種別のうち、不動産市場の先行的指標となるのは「 東京都心部の中古マンション価格 」です。すべてはここから始まります。都心部とは「 中央・千代田・港区 」の3区、「 新宿・渋谷区 」を加えて5区、「 目黒・品川区 」を加えて7区程度と覚えておけばよいでしょう。

こうした地区の中古マンション成約単価は、見事に日経平均株価と連動しています。その理由は主に3つ考えられ、一つはもちろん「 景気は気から 」というように「 気分 」の問題。

次に、都心マンションは相対的に高額で、購入層は高学歴・高収入の傾向にあり、株式投資をしている比率が高いと予想されること。最後に、マンション購入資金贈与の比率も高めであると想定でき、その親なども株式投資をしている比率が高く、経済動向に敏感であると思われること、などです。

この日経平均株価は昨年、一時2万4,000円台を示していましたが後半に変調、現在は2万円前後で推移しています( 1月10日現在 )。この株価水準だと、前述した都心部の中古マンション価格は15~20%程度高いといえそうです。

1億のマンションが8,000万~8,500万円ということです。なお、新...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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