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株価回復でバブル再び?不動産投資市場のニューノーマル

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第224話 著者のプロフィールを見る

2020/6/11 掲載

年初には2万4,000円程度だった日経平均株価は一時1万6,000円台へ急落。国内外のあらゆる経済指標が悪化する中で、メディアの論調には「 戦後最悪の景気悪化 」「 各国の財政悪化懸念 」といった文字が並びました。

時には「 ハイパーインフレの足音 」「 資産没収や財産税が発令されるのでは 」といった声すらも聞かれましたが、あっという間に日経平均株価は2万3,000円を回復。第222話でお話した第一シナリオのいわゆる「 資産バブル 」的な展開となってきました。

参照:コロナ後に再び「 バブル化 」というシナリオの現実味

このところメディアの論調もすっかり様変わりし、

「 株式市場はニューノーマル( 新常態 )に突入した 」
「 株価は2022年3月期の大幅増益を見込んでいる 」
「 押し目を待っていても来ない。保有しないリスクを我慢しきれず仕方なく割安株を物色する動きも出てきた 」

といった謎の解説が経済紙をにぎわすようになっています。この後、仮に直近の高値2万4,000円を超えるようなことがあればさらに論調は変化、

「 日経平均90年バブル超えを目指すこれだけの理由 」
「 日経平均は10万円もありえ...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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