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住宅市場にバブルの可能性。不動産賃貸業にも影響大の「残価設定ローン」とは何か?

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第228話 著者のプロフィールを見る

2020/10/15 掲載

不動産市場、とりわけ住宅市場にバブルを引き起こしかねない事態が発生しそうです。それは「 残価設定ローン 」の開発。残価設定ローンとはかんたんにいえば、住宅の資産価値を差し引いた分だけを返済する仕組みです。

例えば3,000万円の新築住宅について、将来価値が1,000万円と設定されれば、残りの2,000万円について住宅ローンを組めばよく、ローン支払いが終了したあとは住宅を手放せばローンは残りません。

他にも「 残額について再度ローンを組む 」「 残額を現金で買い取る 」といった選択も可能です。



現在はまだほとんど普及していないこうした仕組みについて、国土交通省は2021年度にも民間の金融機関によるモデル事業をスタートさせる予定のようです。この残価設定ローンが具体的にスタートした場合、住宅販売がさらに活発化する可能性があるでしょう。

東京都区部の新築マンション価格は7,000万円前後の、一般的なサラリーマンには手の届かない水準にまで上昇しています。

仮に自己資金を1,000万円ねん出し、残りの6,000万円について期間35年・金利1パーセントの住宅ローンを組んだ場合には、毎月16万9,000円、年間...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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