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壊れるアメリカ、浮かび上がる日本

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第231話 著者のプロフィールを見る

2021/1/25 掲載

米大統領線は、現職のトランプ氏をバイデン氏が倒し大統領に就任する、という交代劇が起こりました。それまでの経過、例えばトランプ氏の2期目に向けた準備の様子や、前回当選時よりトランプ氏への支持が広がっているであろうことなどを踏まえ、トランプ再選を予想していました。

選挙戦が近づくに連れ雲行きの怪しい雰囲気となり、トランプ氏はホワイトハウスを去ることになりました。今回の選挙戦を巡っては、不正選挙の痕跡がいくつも垣間見え、したがってトランプ支持者には到底納得できないものでしたが、決まったことは決まったことだとの認識が必要です。

さて、バイデン政権とはどのようなものか。簡単に言うと「 オバマ政権時に戻る 」ということです。主要閣僚にはオバマ政権時に副長官など補佐的な地位にいた人物が長官へと繰り上がるといったケースが多いのです。

そして「 大きな政府 」を志向しています。景気回復のための大幅な財政出動はもちろん、4,000万人を超えるフードスタンプ制度の拡充を始め、法人税や株式売却時の譲渡所得税の拡充などが想定されています。要は「 税金をたくさん集めて、たくさん使う 」というわけです。

■ アメリカは混乱...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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