世の中は一見無風のようでいて、ものすごい激変の兆しが見えます。まずは世界的な「 スタグフレーション 」の兆しが。
スタグフレーションとは、簡単にいえば「 景気が良くないのに物価が上がる 」というもの。景気が良くならず私たちの給料は同じなのに、この前100円で買えたものが110円、120円と上昇していくという現象です。
スーパーへ買物に行く方はお気づきだと思いますが、10月あたりから様々なものが微妙に値上がりしたり、すでに「 ステルス値上げ 」といって、価格は変えずに小さく、少なくなったりする動きが起きています。200グラムのお菓子が180グラムになっているみたいな話ですね。
こうなると金利は上昇方向にベクトルが向きます。日本はまだマシな方ですが、アメリカはインフレを抑えるのに「 テーパリング 」といって金融緩和を縮小するタイミングをはかっているほか、金利上げの話もちらほら出始めています。だからこそ昨今はドル高になり円安になっているわけです。
ちなみに不動産市場、とりわけ新築マンション市場のステルス値上げは随分前から行われており、アベノミクス・黒田バズーカ前は3LDKのマンショ
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