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スタグフレーションの現実味。コロナによる郊外移住増加はマスコミの「連想ゲーム」だった

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第240話 著者のプロフィールを見る

2021/10/24 掲載

世の中は一見無風のようでいて、ものすごい激変の兆しが見えます。まずは世界的な「 スタグフレーション 」の兆しが。

スタグフレーションとは、簡単にいえば「 景気が良くないのに物価が上がる 」というもの。景気が良くならず私たちの給料は同じなのに、この前100円で買えたものが110円、120円と上昇していくという現象です。

スーパーへ買物に行く方はお気づきだと思いますが、10月あたりから様々なものが微妙に値上がりしたり、すでに「 ステルス値上げ 」といって、価格は変えずに小さく、少なくなったりする動きが起きています。200グラムのお菓子が180グラムになっているみたいな話ですね。

こうなると金利は上昇方向にベクトルが向きます。日本はまだマシな方ですが、アメリカはインフレを抑えるのに「 テーパリング 」といって金融緩和を縮小するタイミングをはかっているほか、金利上げの話もちらほら出始めています。だからこそ昨今はドル高になり円安になっているわけです。

ちなみに不動産市場、とりわけ新築マンション市場のステルス値上げは随分前から行われており、アベノミクス・黒田バズーカ前は3LDKのマンショ

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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