コロナ禍が何となく収束に向かうかと思いきや、今度はウクライナ紛争で、世界は立て続けに混乱・混沌に見舞われています。またこのところ凄まじい勢いで円安( ドル高 )が進行しています。
理由は単純で「 他国が軒並み金利を上げているのに、日本だけが金利の低空飛行を続けているから 」です。なぜそんなことをやっているのかと言えば、まず日銀は「 他国が軒並み5~10%のインフレとなっているなか、我が国だけ置いていかれ、したがって金利を上げることができない 」というわけです。
また企業は、企業物価指数が10%近く上昇しているのに、消費者物価指数は1%に満たないということは、商品やサービスに価格転嫁できていないという弱気姿勢があるとも言えますし、背景には給与所得者の給与がずっと横ばいであり、確実に購買力が低下するのが明白だから動くに動けない、ともとれます。
いずれにしても、世界的に見れば、どう見ても不自然な状態であることは間違いありません。
■ 圧倒的な円安がもたらすもの
しかし歴史を振り返ると、このような歪みはいつも、市場に大きな変動をもたらします。そのパターンの1つが「 バブル化 」。現在の圧倒的な円安下では...
理由は単純で「 他国が軒並み金利を上げているのに、日本だけが金利の低空飛行を続けているから 」です。なぜそんなことをやっているのかと言えば、まず日銀は「 他国が軒並み5~10%のインフレとなっているなか、我が国だけ置いていかれ、したがって金利を上げることができない 」というわけです。
また企業は、企業物価指数が10%近く上昇しているのに、消費者物価指数は1%に満たないということは、商品やサービスに価格転嫁できていないという弱気姿勢があるとも言えますし、背景には給与所得者の給与がずっと横ばいであり、確実に購買力が低下するのが明白だから動くに動けない、ともとれます。
いずれにしても、世界的に見れば、どう見ても不自然な状態であることは間違いありません。
■ 圧倒的な円安がもたらすもの
しかし歴史を振り返ると、このような歪みはいつも、市場に大きな変動をもたらします。そのパターンの1つが「 バブル化 」。現在の圧倒的な円安下では...
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