これから起こることは「 リーマンショック後の清算 」であり「 1990年バブル崩壊以降の清算 」であり「 戦後の清算 」であると同時に、「 明治維新以降の清算 」です。順にご説明します。
■ 先延ばしで来てしまった過去の問題を清算する時期に
まず、「 リーマンショック以降の清算 」とはいうまでもなく、本来なら2008年に壊れていてもおかしくなかった金融システムをなりふり構わぬ「 金融緩和 」によって持たせてきたツケの清算です。
2021年時点では日米欧の中央銀行合わせて2,000兆円以上の資産規模となっており、例えば日銀でいえば国債はもちろん、株や不動産を買い入れることによって現状維持を行っています。
これは当然いつまでも続くはずがなく、いつかは終わりがやってきます。米欧はインフレ抑制のために段階的な、しかも急速な利上げを予定しており、これで米株や不動産価格の下落は確定。あとはソフト・ランディングできるかハードランディングになるか。
翻って我が国の日銀は態度を変えておらず、米欧との金利差が開き円安が進んでいますが、これもいつまで続けられるのか。遅くとも来年4月の黒田日銀総裁退任で、場合によっては...
■ 先延ばしで来てしまった過去の問題を清算する時期に
まず、「 リーマンショック以降の清算 」とはいうまでもなく、本来なら2008年に壊れていてもおかしくなかった金融システムをなりふり構わぬ「 金融緩和 」によって持たせてきたツケの清算です。
2021年時点では日米欧の中央銀行合わせて2,000兆円以上の資産規模となっており、例えば日銀でいえば国債はもちろん、株や不動産を買い入れることによって現状維持を行っています。
これは当然いつまでも続くはずがなく、いつかは終わりがやってきます。米欧はインフレ抑制のために段階的な、しかも急速な利上げを予定しており、これで米株や不動産価格の下落は確定。あとはソフト・ランディングできるかハードランディングになるか。
翻って我が国の日銀は態度を変えておらず、米欧との金利差が開き円安が進んでいますが、これもいつまで続けられるのか。遅くとも来年4月の黒田日銀総裁退任で、場合によっては...
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