さて、時代はいよいよ煮詰まってきました。言ってみれば、ジェットコースターのタラップを昇り頂点に達しつつある状態。あるいは、ナイアガラの滝の落下手前の状態。
目くるめく大変化が起きる直前には、動きが緩やかになり不思議な静寂が訪れます。しかしそこから、じわり、じわりときしみが目立ち始め、動き始めたら一気に加速、もう誰にも止まらなくなる、と言ったイメージです。
例えば金融経済。2008年のリーマンショック前に日米欧の中央銀行資産は400兆円程度でしたが、現在では2,000兆円を超え、とんでもないレベルでのマネーの希薄化が実現しています。
1万円の価値が日に日に低下し続けてきたわけです。更には1990年代後半に金融自由化や金融工学を駆使したデリバティブ商品の発達により、マネーの発行量を遥かに上回る規模で資産が膨らみ続けてきました。
これが持続可能でないのは火を見るより明らかですが、昨日と同じ今日があり、また明日もあるだろうといった「 正常性バイアス 」が働くこともあって、現在の金融システムがそもそもぶっ壊れることは、多くの向きが前提としていません。
しかし、おそらく数年後、今のところ2025年前後を想定...
目くるめく大変化が起きる直前には、動きが緩やかになり不思議な静寂が訪れます。しかしそこから、じわり、じわりときしみが目立ち始め、動き始めたら一気に加速、もう誰にも止まらなくなる、と言ったイメージです。
例えば金融経済。2008年のリーマンショック前に日米欧の中央銀行資産は400兆円程度でしたが、現在では2,000兆円を超え、とんでもないレベルでのマネーの希薄化が実現しています。
1万円の価値が日に日に低下し続けてきたわけです。更には1990年代後半に金融自由化や金融工学を駆使したデリバティブ商品の発達により、マネーの発行量を遥かに上回る規模で資産が膨らみ続けてきました。
これが持続可能でないのは火を見るより明らかですが、昨日と同じ今日があり、また明日もあるだろうといった「 正常性バイアス 」が働くこともあって、現在の金融システムがそもそもぶっ壊れることは、多くの向きが前提としていません。
しかし、おそらく数年後、今のところ2025年前後を想定...
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