時代はいよいよ煮詰まってきました。史上最大の金融緩和フェーズが終わり、止まらぬインフレ抑制のために段階的な金利上げで金融市場はすでに大転換中。
超低金利からの利上げというのは思いの外キツイもの。例えば金利5%から6%に上がっても利払いは1.25倍ですが、0.1から1%に上がれば、その上昇幅は同じ1%なのに、利払い額は11倍となります。
超低金利で資金調達してきた企業が年間1億円払っていたのが、11億円になるわけで差額の10億円をどこから持ってくるの?ということになります。
こんななか日本だけは金融緩和姿勢を崩しておらず、他国との金利差が開く中長円安が進み、もうどうにもならない、金融の市場機能など、とうに失われた異常事態となっています。
もっとも2008年9月のリーマン・ショックで本来終わりだったところ、無理やり引き伸ばして、更にはコロナ禍でさらに無尽蔵に膨らませてきたのですから、どの道もう元には戻れないのです。
どこかで金融リセットボタンが押され、ボードゲームのルール変更が行われるでしょう。
■ 我々は歴史的な大変革の局面に立ち会っている
政治の世界も大混乱。世界中どこを見渡しても、政治がまともに機...
超低金利からの利上げというのは思いの外キツイもの。例えば金利5%から6%に上がっても利払いは1.25倍ですが、0.1から1%に上がれば、その上昇幅は同じ1%なのに、利払い額は11倍となります。
超低金利で資金調達してきた企業が年間1億円払っていたのが、11億円になるわけで差額の10億円をどこから持ってくるの?ということになります。
こんななか日本だけは金融緩和姿勢を崩しておらず、他国との金利差が開く中長円安が進み、もうどうにもならない、金融の市場機能など、とうに失われた異常事態となっています。
もっとも2008年9月のリーマン・ショックで本来終わりだったところ、無理やり引き伸ばして、更にはコロナ禍でさらに無尽蔵に膨らませてきたのですから、どの道もう元には戻れないのです。
どこかで金融リセットボタンが押され、ボードゲームのルール変更が行われるでしょう。
■ 我々は歴史的な大変革の局面に立ち会っている
政治の世界も大混乱。世界中どこを見渡しても、政治がまともに機...
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