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生まれ変われるボロボロアパートとは?シロアリ・雨漏りによる劣化を防ぐ定期点検

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第37話 著者のプロフィールを見る

2009/10/14 掲載

さて前回に引き続き、今回もさくら事務所の 「 ホームインスペクション ( 住宅診断 ) 」 実例をご紹介します。

アパートオーナーさんから調査依頼のあった木造のアパート。 「 建物に問題があるのではないか 」 と、入居者から連絡があったらしいのです。早速現場を訪れ、壁のクロスをはがしてみると、こんな状態になっています。

クロスをはがしてみると

建物に詳しい方は、もうすでになんとなく想像がつくのではないでしょうか。次に石膏ボードをはがしてみます。やはり、木部の色が濃くなっており、異常な状態であることがわかりますね。

石膏ボードをはがしてみると

さらに、もっと近寄ってみると…。シロアリくんです。

シロアリくん

ここまでシロアリの害が進行していると、補修工事は大掛かりなものとなり、大変です。

相当な長期間、放置されていなければここまでの状況にはならないものですが、シロアリの害をここまで促進させてしまった原因は、雨漏り。防蟻材が塗布されている土台や1階の柱は何とか無事ですが、雨漏りしていたバルコニーから豊富に供給されていた雨水のおかげで、シロアリにはうってつけの環境となっていました。柱の2階部分などは 『 跡形もない 』 という状態。

日常の定期...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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