最近、土地値に近い木造のアパートを購入する不動産投資が流行っているようで、さくら事務所には、築年数が経過した木造アパートのインスペクション( 建物調査 )の割合が増加しています。築20年~40年など、ある程度の時間が経過した建物は、人間の体と同じで、それなりに劣化していますが、この劣化については点検や補修を適切に行うことで対応可能です。ところが、工事のミスや失敗は築年数とは関係なく、大きな地震や台風などがあれば大問題に発展する可能性のあるものです。
下の写真は、築20年の木造住宅の実例です。誰が見ても、「 おかしい! 」と思うでしょう。人が通る「 人通口( じんつうこう )」を造り忘れたのか、基礎が派手に壊されています。 リフォーム工事の時に壊されたのか、新築工事中に壊されたのかは分かりませんが、いずれにせよ現場がしっかりと管理されていなかったことは確かです。判断には図面との照合が必要ですが、耐震的に弱くなっている可能性があること、鉄筋がむき出しになっていることで劣化進行が早まってしまうことなどの懸念があります。
こんなふうに施工が良くない...
下の写真は、築20年の木造住宅の実例です。誰が見ても、「 おかしい! 」と思うでしょう。人が通る「 人通口( じんつうこう )」を造り忘れたのか、基礎が派手に壊されています。 リフォーム工事の時に壊されたのか、新築工事中に壊されたのかは分かりませんが、いずれにせよ現場がしっかりと管理されていなかったことは確かです。判断には図面との照合が必要ですが、耐震的に弱くなっている可能性があること、鉄筋がむき出しになっていることで劣化進行が早まってしまうことなどの懸念があります。
●壊された基礎:耐震性など構造に不安が残ります。
こんなふうに施工が良くない...
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