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不動産投資の持続可能な成功を目指す

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第49話 著者のプロフィールを見る

2010/4/14 掲載

さくら事務所のホームインスペクター(住宅診断士)は毎月、収益物件のホームインスペクションで全国を飛びまわっていますが、中古物件の場合、建物を壊すことはできないものの、そのポテンシャルをかなりの確度で推定はできます。「 欠陥住宅ではないか 」 「 買ったあと、いつごろ、どこに、いくらくらいのお金がかかりそうか 」 「 あとだいたい何年くらいもちそうか 」 ということを、ホームインスペクションを通じて把握することが可能なのです。

さて今回も現場の実例をご紹介します。【写真1】はとある収益物件 ( RC:鉄筋コンクリート造 ) の1F部分。壁はもちろん、床下の大部分に水が浸透し、腐りやカビが生じています。この物件は1年ほど前に買われたものですが、当時はこのような症状は出ていなかったとのこと。しかし現場の状態を見ると、長い時間をかけて水漏れが起きていたことがわかります。

【写真1】



【写真2】


その原因は、実は複合的なものでした。まず、配水管の勾配不良があって水が流れにくいところへ、ゴミなどによるつまりが生じ、水が逆流した模様。それに加えて、打ちコンクリートや塗膜防水層の工事の仕方にも問題があったよう...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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