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不動産売却のスピードが加速する

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第5話

2008/6/5 掲載

2008年6月3日の日本経済新聞一面で、以下のような報道がありました。

   自民党の司法制度調査会 ( 臼井日出男会長 ) は 2日、担保不動産の処分を巡って、裁判所による競売にかける前に民間主導で売却する 「 任意売却 」 の手続きを簡素化する方針を固めた。担保権者全員の同意がなくても、すべての抵当権を抹消し、売却できる制度を導入する。地価の調整局面入りを受けて、売却手続きに手間取り、価値が下がる例も増えているため、制度改正で迅速な処分を促す。次期国会で関連法案の提出を目指す。

この報道が意味することは大きく 2つ。
ひとつは 「 不良債権物件が、これからたくさん出てきますよ 」 ということ。
そして 「 金融機関にルートを持つ不動産業者は有利 」 ということです。

「 任意売却 」 について、ごく簡単にご説明します。
不動産融資が滞り一定の期間が過ぎてしまうとまず、金融機関など債権者によって、競売の開始を決定するための 「 差押さえ 」 の登記がなされます。そして一定期間経過後、裁判所による 「 競売 」 にかけられ、債権者は資金を回収することになります。これが一般的な競売までの流れ...

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プロフィール

■ 長嶋 修さん

長嶋 修さん

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

長嶋修さんのブログ

不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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