2008年6月3日の日本経済新聞一面で、以下のような報道がありました。
ひとつは 「 不良債権物件が、これからたくさん出てきますよ 」 ということ。
そして 「 金融機関にルートを持つ不動産業者は有利 」 ということです。
「 任意売却 」 について、ごく簡単にご説明します。
不動産融資が滞り一定の期間が過ぎてしまうとまず、金融機関など債権者によって、競売の開始を決定するための 「 差押さえ 」 の登記がなされます。そして一定期間経過後、裁判所による 「 競売 」 にかけられ、債権者は資金を回収することになります。これが一般的な競売までの流れ...
この報道が意味することは大きく 2つ。
自民党の司法制度調査会 ( 臼井日出男会長 ) は 2日、担保不動産の処分を巡って、裁判所による競売にかける前に民間主導で売却する 「 任意売却 」 の手続きを簡素化する方針を固めた。担保権者全員の同意がなくても、すべての抵当権を抹消し、売却できる制度を導入する。地価の調整局面入りを受けて、売却手続きに手間取り、価値が下がる例も増えているため、制度改正で迅速な処分を促す。次期国会で関連法案の提出を目指す。
ひとつは 「 不良債権物件が、これからたくさん出てきますよ 」 ということ。
そして 「 金融機関にルートを持つ不動産業者は有利 」 ということです。
「 任意売却 」 について、ごく簡単にご説明します。
不動産融資が滞り一定の期間が過ぎてしまうとまず、金融機関など債権者によって、競売の開始を決定するための 「 差押さえ 」 の登記がなされます。そして一定期間経過後、裁判所による 「 競売 」 にかけられ、債権者は資金を回収することになります。これが一般的な競売までの流れ...
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