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不動産投資家・大家さんに必須の知識

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第57話 著者のプロフィールを見る

2010/8/11 掲載

アパート・マンションを建設する際に 『 より安くてよいものを 』 を考えて行動するのは不動産投資家・大家さんにとっては自明のこと。しかしここで注意しなくてはならないのは、それが 『 短期的な視点 』 なのか 『 長期的な視点 』 なのかということです。

建物価格の割安感は、初期投資額 ( イニシャルコスト ) だけで測ることはできません。その建物がはたして何年もつのか(耐久性)、そしてランニングコスト(運営費)なども考慮する必要があるのです。長い時間軸の視点を持った上で、検討する必要があります。

本当の意味で、『 長期的な視点 』 における 『 安くてよい建物 』 とは 『 ライフサイクルコスト( LCC )』 が割安な建物です。このような視点は、法人の不動産投資の世界、あるいは他先進国の不動産投資の世界では常識ですが、日本ではまだあまり重要視されていません。

ライフサイクルコスト ( LCC ) とは、建物の 【設計】→【建設】→【運営・維持管理】→【解体】 まで、建物の一生にかかる総費用のこと。運用中の光熱費などエネルギー使用量も含まれます。ライフサイクルコスト全体からみれば、初期投資額...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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