• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

「 木造住宅は弱い 」は都市伝説

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第58話 著者のプロフィールを見る

2010/8/25 掲載

木造新築アパートの調査依頼がこのところ増加しています。在来工法(木造軸組構法 )については世の中に様々な言説が飛び交い、事実とは異なる誤解も多いのですが、
しっかりと 『 設計 』 され、図面どおりに 『 工事 』 が行われ、適切で予防的な 『 点検・
メンテナンス 』 が行われれば、最低でも100年はもちます。 「 木造住宅は耐久性が低い 」 とか 「 地震に弱い 」 というのは行き過ぎた誤解です。前述の三拍子がそろわない建物がたくさんあったためでしょう。

確かに、すでにたっている木造住宅は、私たちの目から見てもまさに 「 玉石混交 」 で、経済学で言うところの典型的な 「 レモン市場 」 といえます。たくさんのレモンがあるが、中身がスカスカだったり、腐っているレモンが混じっていて、どれを選んだらいいのか良くわからない、ということです。

【 写真1 】


築十数年程度の木造住宅。小屋裏 ( 屋根裏 ) 部分です。見ればわかる通り、金物が大きく飛び出しておりまったく機能していません。この物件は、全体的にはよく施工されているのですが、いくつかこのような状況が散見されました。それでもこの現状を把握し...

この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。

健美家会員のメリット

  1. 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
  2. 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

閉じる

ページの
トップへ