私たちを取り巻く環境が激変しています。
我が国とさまざまな意味で結びつきの強いアメリカ経済は、かつての日本のバブル崩壊後の様相。中国はじめアジアなど新興国が台頭し、経済勢力図が塗り替えられそうです。基軸通貨としてのドルの強みや軍事的なプレゼンスを握り世界をリードしてきたアメリカも、パワーバランスが多極化する中で、我が国とアメリカとのつきあい方、他国との外交スタンスもこれまでの延長線上でい続けられるはずもありません。ところが国内政治の世界では外交の軸足がまったく定まらず、よって方向感が見出せるはずもなく、まさに 「 迷走 」 といっていい状態です。
我が国の経済は戦後から高度成長を終えてバブル、そしてバブルが崩壊した後、すでに20年経過していますが、やはりかつての高度成長モデルを夢見たままで、哲学や各種制度の変更はいまだ十分に行われず、これまた方向感が見出せないままです。この状態は 「 ジリ貧 」 と呼ぶにふさわしいでしょう。
人口ピラミッドは着実に少子化・高齢化、そして人口減少を進行させていき、地方は疲弊の一途をたどり、若年層の給与所得は低く、内需はいつまでも上向かず、従来型の文脈で国債の発...
我が国とさまざまな意味で結びつきの強いアメリカ経済は、かつての日本のバブル崩壊後の様相。中国はじめアジアなど新興国が台頭し、経済勢力図が塗り替えられそうです。基軸通貨としてのドルの強みや軍事的なプレゼンスを握り世界をリードしてきたアメリカも、パワーバランスが多極化する中で、我が国とアメリカとのつきあい方、他国との外交スタンスもこれまでの延長線上でい続けられるはずもありません。ところが国内政治の世界では外交の軸足がまったく定まらず、よって方向感が見出せるはずもなく、まさに 「 迷走 」 といっていい状態です。
我が国の経済は戦後から高度成長を終えてバブル、そしてバブルが崩壊した後、すでに20年経過していますが、やはりかつての高度成長モデルを夢見たままで、哲学や各種制度の変更はいまだ十分に行われず、これまた方向感が見出せないままです。この状態は 「 ジリ貧 」 と呼ぶにふさわしいでしょう。
人口ピラミッドは着実に少子化・高齢化、そして人口減少を進行させていき、地方は疲弊の一途をたどり、若年層の給与所得は低く、内需はいつまでも上向かず、従来型の文脈で国債の発...
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