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賃貸住宅経営に大事なこと

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第69話 著者のプロフィールを見る

2011/2/9 掲載

賃貸住宅経営に大事なことといえば、それはもうたくさんあります。
空室や家賃下落対策。建物の知識。関係者とのコミュニケーション能力や有用な人脈の構築。ファイナンス知識など。そしてこれらを取り巻くもっと大きな流れとしての経済動向や人口動態などの社会的要因、そしてそれらを規定する 「 政治・政策動向 」 です。

例えば日本の住宅市場は、これまで極端な 「 新築持ち家偏重 」 の政策を採用してきました。だからこそ賃貸住宅はその品質が陳腐だったり狭かったりと明らかに見劣りし続けてきたわけですし、賃貸住宅が、持ち家を持つまでの仮住まい的な位置つけにあったのもその影響。

政権交替前、民主党のマニフェストには 「 家賃補助 」 が打ち出されていました。
これは、子供手当てと同じようなイメージで、一定の条件の下、賃貸住宅入居者の賃料を国が負担するというものです。財源は、新築持ち家に偏重している予算から引っ張ってくるつもりであったと推測します。

ここでいう住宅予算とは、国土交通省の住宅に関する予算のほか、住宅ローン控除や固定資産税特例などの減税も含みます。いつかはこのような政策が採られることになります。先進国で一般...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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