国が住宅政策を変更することで大家さんはどうなるのか

｢ 賃貸住宅居住安定化法案 ｣は結局、廃案となりましたね。あのような、なんら本質的な解決にならない、視野の狭い、センスのない法案が通らなくて本当に良かったと思います。

※賃貸住宅居住安定化法案
http://www.mlit.go.jp/common/000058035.pdf

さて先日お伝えしたとおり、現在国交省では、不動産投資家・大家さんにとって大事な動きが。｢ 不動産流通市場活性化フォーラム ｣です。ここで行われた議論を来夏までに報告書にまとめ、2013年度以降の予算や法・制度改正などに反映させる見込みです。

このフォーラムは、この手の会合にはめずらしく、各界の代表や有識者が忌憚のない議論をしています。従来、国が主催する委員会などというものは、いつもあらかた結論が決まっており、それをなぞるように有識者の意見などを聞くだけでしたが、今回はどうも違うのです。

例えば、同じ省内でも住宅生産課（ 主に建築を主管 ）と不動産業課（ 主に不動産業を主管 ）との連携はこれまで決して良いとは言えませんでしたが、このフォーラムには両課が参画しています。

これだけでも以前と比べれば画期的なことなのですが、もっと...