現代資本主義経済の大きな混乱要因となっている、米国発の 「 サブプライムローン問題 」 ですが、日本でいわれていることにはちょっと誤解がありますので、指摘しておきましょう。「 信用力の低い個人向け住宅融資 」 などといわれ、低所得の方や、「 ホームレスにまで住宅ローンを貸した 」 などといわれるサブプライムローンですが、実情はちょっと違うのです。
別荘などのセカンドハウスや、個人が行う不動産投資向けの融資が、サブプライムローン全体の 40%を占めています。実際には、所得 7万ドル以上の人による、投機的な住宅購入 ・ 不動産投資に対する融資の割合が高かったのでした。バブルの典型ですね。
アメリカでは、取引の仕組みは日本より数段上であるほか、住宅価格指数 ( S&P/ケース・シラー住宅価格指数 ) も公表されるなど、日本よりも住宅市場の整備が進んでいます。それでも 「 証券化 」 という仕組みが、無責任を生み、バブルを生んでしまったのです。「 証券化 」 というオフバランスの仕組みは、携わるビジネスマンの責任までオフバランスにしてしまったのでした。
ところで日本の各金融機関は、サブプライムローン...
別荘などのセカンドハウスや、個人が行う不動産投資向けの融資が、サブプライムローン全体の 40%を占めています。実際には、所得 7万ドル以上の人による、投機的な住宅購入 ・ 不動産投資に対する融資の割合が高かったのでした。バブルの典型ですね。
アメリカでは、取引の仕組みは日本より数段上であるほか、住宅価格指数 ( S&P/ケース・シラー住宅価格指数 ) も公表されるなど、日本よりも住宅市場の整備が進んでいます。それでも 「 証券化 」 という仕組みが、無責任を生み、バブルを生んでしまったのです。「 証券化 」 というオフバランスの仕組みは、携わるビジネスマンの責任までオフバランスにしてしまったのでした。
ところで日本の各金融機関は、サブプライムローン...
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