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不動産投資がうまくいかない理由

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第91話 著者のプロフィールを見る

2012/6/14 掲載

不動産売買・仲介のスピードは非常に早く、人気のある物件ほど早く売れてしまいます。物件を紹介されてから契約までのスパンが短いことは、非常に悩ましい問題です。物件を見て申し込みを入れたあとに、せめて5日とか1週間くらいのスパンがあるといいのですが、翌日に契約をなどというケースも珍しくありません。

そうなると契約後にホームインスペクションを入れるということになるのですが…。

アメリカの場合、契約後にインスペクションをして、何らかの問題が発見された場合には白紙にできる特約があるなど、契約自体がいわば「 仮契約 」のような意味合いを含んでいます。しかし、日本では契約後は手付金を放棄するか違約金を支払わなければ後戻りできません。

今はうまくいっている投資家も、やがて建物のあちこちが劣化し補修の必要に迫られれば、急速に収益性が悪化します。書籍を出したりカリスマとされている投資家の中にも、実はこうしたお悩みを抱えている方もいらっしゃます。

さて、ホームインスペクション実例をご紹介します。

築20年程度のRC( 鉄筋コンクリート )物件。このくらいの築年数になると、物件ごとに劣化具合が大きく異なります。工事の品質...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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