個人の不動産投資が加速したのは2000年代初頭から。相続対策でただアパートを建てただけの人、バブルでビル建設を勧められた人、でも自分は何もしなくても自動的に収益や値上がりを見込めると踏んでいた人たちの目論見がはずれ、溶け始めたところに、目鼻の効く個人が参入したというわけです。
そこへ融資の緩和もあり、2007年中盤あたりまでは個人の不動産投資ブームが加速。ちょっとしたバブルでした。フルローンで2億近い中古のRC( 鉄筋コンクリート)を郊外や地方都市で、表面利回り8パーセント位で売買されたケースが多く見られましたが、今頃どうなっているのでしょう?
リーマンショック後はちょっと沈静化するかと思いきや、勤務先の持続可能性や収入に不安を感じた向きがさらに流入してきました。ところが、このところずっと続くデフレや所得減少、マイホームも含め需要に対して多すぎる住宅供給といった要因から、空室や家賃下落の足音が忍び寄ってきています。
そこで、「建物に対する工夫」を行う流れができました。これは大変に良いことです。ありきたりの賃貸住宅ではない、入居者目線のリノベーションが施されるケース、大家さん自ら建物の造作にも...
そこへ融資の緩和もあり、2007年中盤あたりまでは個人の不動産投資ブームが加速。ちょっとしたバブルでした。フルローンで2億近い中古のRC( 鉄筋コンクリート)を郊外や地方都市で、表面利回り8パーセント位で売買されたケースが多く見られましたが、今頃どうなっているのでしょう?
リーマンショック後はちょっと沈静化するかと思いきや、勤務先の持続可能性や収入に不安を感じた向きがさらに流入してきました。ところが、このところずっと続くデフレや所得減少、マイホームも含め需要に対して多すぎる住宅供給といった要因から、空室や家賃下落の足音が忍び寄ってきています。
そこで、「建物に対する工夫」を行う流れができました。これは大変に良いことです。ありきたりの賃貸住宅ではない、入居者目線のリノベーションが施されるケース、大家さん自ら建物の造作にも...
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