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ダメ大家さんが、街をますますダメにする

長嶋修さん_画像 長嶋修さん 第97話 著者のプロフィールを見る

2012/9/13 掲載

個人の不動産投資が加速したのは2000年代初頭から。相続対策でただアパートを建てただけの人、バブルでビル建設を勧められた人、でも自分は何もしなくても自動的に収益や値上がりを見込めると踏んでいた人たちの目論見がはずれ、溶け始めたところに、目鼻の効く個人が参入したというわけです。

そこへ融資の緩和もあり、2007年中盤あたりまでは個人の不動産投資ブームが加速。ちょっとしたバブルでした。フルローンで2億近い中古のRC( 鉄筋コンクリート)を郊外や地方都市で、表面利回り8パーセント位で売買されたケースが多く見られましたが、今頃どうなっているのでしょう?

リーマンショック後はちょっと沈静化するかと思いきや、勤務先の持続可能性や収入に不安を感じた向きがさらに流入してきました。ところが、このところずっと続くデフレや所得減少、マイホームも含め需要に対して多すぎる住宅供給といった要因から、空室や家賃下落の足音が忍び寄ってきています。

そこで、「建物に対する工夫」を行う流れができました。これは大変に良いことです。ありきたりの賃貸住宅ではない、入居者目線のリノベーションが施されるケース、大家さん自ら建物の造作にも...

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プロフィール

長嶋修さん

長嶋修さんながしまおさむ

不動産コンサルタント
さくら事務所 会長

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経歴
  • 不動産デベロッパーで支店長として幅広く不動産売買業務全般を経験後、1999年に業界初の個人向け不動産コンサルティング会社である、不動産の達人 株式会社さくら事務所を設立、現会長。

    以降、様々な活動を通して“第三者性を堅持した個人向け不動産コンサルタント”第一人者としての地位を築く。国土交通省・経済産業省などの委員も歴任。

    2008年4月、ホームインスペクション(住宅診断)の普及・公認資格制度をめざし、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会を設立、初代理事長に就任。

    また、TV等メディア出演 、講演、出版・執筆活動等でも活躍中。

    現在、「東洋経済オンライン」、「Forbes JAPAN WEB」等で連載コラムを執筆中。業界・政策提言や社会問題全般にも言及。

    主な著書に、『空き家が蝕む日本』(ポプラ社)、『不動産格差』(日本経済新聞社)、『5年後に笑う不動産』(ビジネス社)等。

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