今の車と入れ替えるので、GOTOキャンペーンを利用してフェリーでやってきました。本当は9月4日に大阪から鹿児島の志布志港に向かう予定でしたが、台風の為に予定を変更し、1日に大阪から別府周りで来ました。
急な変化にも迅速に対応して動けるのは時間にゆとりがあるお陰です。そして、ゆとりがある生活ができるようになったのは間違いなく不動産投資のお陰です。
サラリーマンを辞めて投資家として生きるようになって、もう少しで4年になります。そこで、今日はセミリタイヤして分かったことについてまとめてみたいと思います。

■ 会社を辞める前はたくさん迷って悩んだ
セミリタイヤと言っても、毎日ダラダラと過ごしているわけではありません。お金の流れや時間の流れを自分でコントロールしながら、仕事のような遊び、遊びのような仕事をして過ごしています。
スーツを着ることはほとんどなくなりましたし、オンとオフの切り替えもありません。毎日がオンであり、毎日がオフのような垣根のない暮らしです。
サラリーマンを辞めるか辞めないかは別としても、少しでもキャッシュフローがあって、できればサラリーマンの収入を超えるだけのキャッシュフローがあれば、人生の選択枠は必ず増えます。
サラリーマンの収入を不動産からの収入が超えてもまだサラリーマンを続けることができる人は、本当にやりたいことをできている幸せな人だと思います。
僕自身も不動産収入がサラリーマンの収入を超えてからも3年間は、サラリーマンの仕事を情熱をもってやっていました。やりがいを感じて全力で働かせてもらって本当に感謝でした。
サラリーマンは、人事異動によってジョブローテーションや転勤を伴う移動が余儀なくされます。僕自身も、サラリーマン時代6回の辞令で転勤やジョブローテーションを経験しました。
最後の内示をもらったとき、「 それには従わない 」という意思表示を初めてしました。それは、サラリーマンにとっては退職を意味します。
キャッシュフローがなければ、その意思表示はできなかったでしょう。キャッシュフローがないと選択枠は減るわけです。意にそぐわない異動にも従うしかありません。
40歳の時、すでにキャッシュフローはサラリーマンの年収を超えていました。それでも、子供の教育費や自宅のローンのことを考えると本当に辞めても食べていけるだろうかと、とても不安でした。

「 サラリーマン時代は不動産のキャッシュフローはすべて再投資していたので、辞めた後もサラリーマン時代と同じくらいとはいかなくても、同等の収入の確保は目指したい 」
「 しかし、就職氷河期に就職して一つの会社でしか働いた経験しかない自分が、本当に独立してからも同等の収入の確保をしていけるのか? 」
「 何の問題も起こしていないのに、今の会社のキャリアを捨てるなんてもったいないのではないか? 」
「 もし、会社員を辞めたあとで、今と同じくらいの収入確保できなかった場合には、不動産投資のキャッシュフローに手を付けても良いのだろうか? 」
辞める前も、上司に退職を切り出してからも、何度も不安に潰されそうになりました。最後は「 人生1度きり、今死んでも後悔はないのか? 」という疑問を何度も自分に問いかけました。
答えは、「 このままサラリーマンを定年まで勤めてあげたら後悔する 」というものでした。
会社でのキャリアへの未練もゼロではなく、まわりの期待を裏切ることになるのではという思いもありました。ただ、天秤にかければ明らかに会社より自分の人生の方が大切で、42歳のときに辞めると決断しました。

■ 独立して後悔している人を見たことがない
会社を辞めると、毎月25日に通帳に振り込まれていた給料が入らなくなりました。年に2回、8月と12月にボーナスが振り込まれるという仕組みも退職金を最後になくなりました。通帳に退職金が振り込まれているのを確認したときは、案外あっさりとサラリーマン人生が終わったなという感覚でした。
想像と違ったのは、莫大な時間を手に入れたインパクトが大きすぎて、あんなに怖れていた「 毎月給料が入ってこない 」ことがほとんど気にならなかったことです。
この4年間は、その莫大な時間を使ってFPとしての仕事や不動産投資のセミナーやコンサルティング、コラムの執筆等をしながら、不動産投資も拡大してきました。
毎日、24時間の使い方を自分で決めて、自分で実行して、自分で責任を取る。その結果、1年目からサラリーマンの収入以上を得ることができました。不動産投資の方も4年間で家賃収入ベースは倍以上に増えました。
会社を辞めるにあたって、何人かのサラリーマンを卒業した先輩に相談させてもらいました。
一番心に残ったのは「 これまでにたくさんの人の独立を見てきた。上手く行った人もいれば、上手くいかなかった人もいるけど、自分で独立すると決めてそれを実践して後悔している人を見たことがない 」という言葉です。
上手くいった人が後悔しないのは理解できますが、上手くいかなかった人も後悔していないと皆が話すそうです。それには、とてもビックリしました。
日本人の健康寿命は男性82歳、女性88歳くらいといわれます。65歳で定年後、体力的に海外旅行に1年に1回行けたとしても15ヵ国です。今回のコロナのようなことが起こればもっと減ってしまいます。
若いころ貯めたお金を複利で運用して、老後やセミリタイヤ後に使うことは可能です。一方、今の時間は取っておけません。複利も効きません。渡すことも売ることも買うこともできないのです。
1日の24時間は毎日渡され、毎日消費されていきます。老後に子育てをしたくてもできませんし、老後にもっと早く会社をセミリタイヤしおけば良かったと思っても、時間は戻ってこないのです。

■ 世の中の全てのことには時がある
僕はクリスチャンではないのですが、母親に教えてもらって、ずっと心に残っている聖書の言葉があります。
何事においても最もふさわしい時期があり、この世の中の全てのことには時がある
生まれる時もあれば、死ぬ時がある
植える時があれば、植えたものを引き抜くときがある
殺すときがあれば、癒すときがある
壊すときがあれば、建てる時がある
泣くときがあれば、笑うときがある
嘆くときがあれば、踊るときがある
石を投げる時があれば、石を集める時がある
抱擁するときがあれば、抱擁をやめる時がある
探すときがあれば、探すのをあきらめる時がある
取り置くときがあれば、捨てる時がある
引き裂くときがあれば、縫い合わせる時がある
沈黙を保つときがあれば、口に出して言うときがある
愛するときがあれば、憎むときがある
戦うときがあれば、平和なときがある
人生には、いろんな側面があり光があれば影がある
真理をついた良い言葉だと思っています。
サラリーマン時代、現実のスピードについていくのが必死でした。何をあんなに必死で守りたかったのか? なぜ、あんなに必死だったのか? と心がざわつくこともあります。
ただ、それもあの環境でしかできない良い経験だったと思うのです。僕にはこのタイミングでした。あなたにもタイミングがあるでしょう。全てのことには時がある。今ならわかるような気がしています。

■ オンラインセミナーのお知らせ
健美家パートナーセミナーでもあるオンラインセミナー「 ニーノの部屋 」を9月と10月に開催します。お時間許す方はぜひご参加ください。
日時:9/22(火)20:00〜23:00
【ゲスト】傷だらけの2億円大家「 防人レボリューションさん 」
詳細・お申込み⇒コチラ
日時:10/24(土)20:00〜23:00
【ゲスト】零細自営業でも家賃2200万円「 バイカー大家さん 」
詳細・お申込み⇒コチラ