昨年は47都道府県の中で最後まで行けなかった栃木に行き、「 47都道府県制覇 」を果たしました。ニーノの部屋( セミナー )も年間10回開催し、ふんどし王子に教えてもらったインターネットラジオのstandFMも268回も発信しました。
その甲斐あってか、Twitterのフォロワーも1万人を超えました。自分が楽しいと思ったことや参考になったことを、自分のペースで好きな時間に手軽に発信しています。本当に便利な時代になったものです。
ネットビジネスでは、BtoB・BtoC・CtoCという言葉をよく聞きます。BtoBとは企業間取引のことで、商品やサービスを企業が作って企業に売るビジネスのことです。一方、企業が販売する商品やサービスを消費者に直接提供するものをBtoCと言います。
BtoCはインターネットの広まりにも大きく関係しています。現在でも市場規模が拡大しており、海外市場を相手に日本の商品を直接販売するケースなども年々増えているそうです。
そんな中で、CtoCは、個人間取引の意味であり、消費者が消費者に対してモノやサービスを直接販売する形態のビジネスを指します。CtoCの代表例と言えばメルカリやジモティなどです。
もらってほしいものや販売したいものをスマホのアプリというプラットフォームを使って消費者どうしが連絡を取り合い、取引します。プラットフォーム側は、取引が発生すると手数料をとるというビジネスモデルです。
こうしたCtoCのビジネスモデルはシェアリングエコノミーとも呼ばれます。不動産においても空き部屋を宿泊施設として提供したい人と利用したい人をマッチングするAirbnbや、スポット的に会議室やパーティーをする部屋を貸すスペースマーケットなどがこれに当たります。
シェアリングエコノミーは多くの市場において破壊的イノベーションを起こしており、それまでの市場で当たり前とされてきた常識を覆してきました。
不動産業界においては扱う金額が高いことや契約に宅建士が必要なことなどからハードルは低くはありません。しかし、家いちばやウチコミ、ジモティなどCtoCの賃貸や売買も少しずつですが増えている様子です。
■ CtoCをDIY
そんな中、昨年はCtoCをたくさん経験しました。賃貸では、ミラクルネコさんに自分のアパートに入居してもらったり、売買ではライス親方から物件を売ってもらったり、極東船長から社用車を売ってもらったり、リフォーム業ではピッピ夫妻の新居のリフォームをさせてもらったりしました。
4人とも大切な師匠であり友達であり仲間でありお客様です。それに加えて、ビジネスをさせてもらったことで、「 お取引先 」にもなりました。仲間の信用を裏切るわけにはいかないので、原価や儲けも見てもらった上で取引を行いました。
ミラクルねこさんは初めて新築アパートを建てるそうなので、決めなくてはいけないことをディスカッションしたりして、アパート経営について教えています。
言い換えれば「 新築アパート無料コンサルティング付きアパートメント 」です。富山県と滋賀県に住みたい方で、希望者がおりましたらダイレクトメールお持ちいたしております( 笑 )
ミラクルネコさんは、Twitterのダイレクトメールで「 仕事で彦根に来ることになるので会ってほしい 」と突然連絡をいただきました。長いプロフィール付きで丁寧な方だな〜という印象でした。
その後、何度かご夫婦で茨城県から彦根に来ていただく機会があり、僕の所有するアパートに住むことになりました。もちろん、家賃は値下げをしていませんし、逆に高いこともありません。
ライス親方の物件はライス親方が不動産賃貸業の初期段階に手塩にかけて育て上げた物件です。一緒にDIYしたことも、相談にのったこともあります。立地の良いRC物件でいくらで買ったのかも知っていますし、入居率が高いことも知っています。
「 売らないほうが良い 」とアドバイスしていたのですが、資産の入れ替えのために売却するという意志が強かったこと、自分のドミナントエリアであったことから、購入を決意しました。
極東船長からは突然電話があり、根室と札幌の往復に使ってた社用車を手放すという話を聞きました。最高級グレードのミニバンで、おまけに所有期間の5年間で船長は投資用不動産の資産規模が3倍になったという物語付きの車です。
昨年、宮崎の友達の車屋さんにオークションで自家用車を落札してもらったところなので、いらないかなとも思ったのですが、ちょっと背伸びして買わせてもらう事にしました。
極東船長の家のリビングで売買契約をして、北海道苫小牧港から福井県敦賀港までフェリーで移動してから滋賀県に帰り車庫証明を取って、自分で陸運局に行ってナンバーの取り換えと所有権の入れ替えをしました。
会社用の車と自己使用の車を分けることでQOL( クオリティオブライフ )が爆上げしたので本当に買って良かったです。
ピッピ夫妻とは、昨年流行っていたclubhouseで知り合いました。ハリーがモデレーターをしているclubhouseに遊びに行ったときにピッピ夫妻が近所に住んでいることが分かりました。
その後、TwitterやLINEで連絡を取り合うようになり、ご飯を食べに行ったりDIY会に来てくれたりして仲良くなりました。そのうち、ピッピ夫妻が一軒家を買う事になり、中のリフォーム工事を僕の会社で請け負わせていただくことになりました。
■ 人と人の触れ合いの価値が増していく
共通していることは、買うと決まってから知り合うのではなく、仲良くなってから取引をするという事です。同じ商品や同じサービスを受けるなら知り合いや友達や仲間から買いたいと思うのが普通のことです。
ましてやCtoCなら中間マージンが双方安くなるというオマケが付きます。人柄も知っていて、それまでの経緯もあるので、双方ともに安心して取引することができます。
何でもWEBでモノが買える時代。比べることも容易なので、売買価格はどんどん原価に近づくでしょう。不動産においてもネットで調べて相場が形成されやすい世の中になっていくと思います。
そうなると、人と人との触れ合いは今以上に価値が増すのではないでしょうか。人はデジタルではできない事を求めるようになり、アナログならではの面白いことがどんどん起こる気がします。
アパートを選ぶ時も、オーナーの顔が見えることが好まれるかもしれません。価格や品ぞろえ( 間取り )で大手のアパートメントに勝つのは簡単ではありませんが、キメ細かいサービスなら個人オーナーに分があります。
ホテルやスーパーの入口に店舗代表者の写真があるように、アパートの入口にオーナーの写真があり、連絡もとれる物件を好む層は少なくないと思います。これは、大手にはできないゲリラ戦です。個人だからできることをやっていきましょう。
■ 「 年収300万円からのFIRE入門 」が出版されます
さて、この度、ダイヤモンド社から出版が決定しました。題名はズバリ「 年収300万円からのFIRE入門 」です。副題が「 最短でお金・時間・人間関係から自由になる 」です。僕自身のもがき苦しんだ20代30代と40代のFIREしてからの5年間を1冊の本にまとめました。

よかったら、読んでみて下さいね。