古さが強みに変わる！～リノベ予約権付賃貸住宅とは？～

私はこのコラムでは、「 ちょっと過激な大家 」と称されていますが、自分では「 素人大家 」を自認しています。元々は会社員だった私が心がけているのは、「 従前の大家さん的発想ではなく、サラリーマン的発想での賃貸経営での成功を目指す 」ということです。

これまで、このコラムの第１６・１７話に紹介したようなアイディアのほか、「 個人事業主でもできる（ 家賃保証会社を使わない ）家賃のクレジットカード決済 」、「 リノベのグループ購入によるコストダウン 」等を考え、管理会社に提案してきました。

今回のテーマも、これまでの賃貸市場のターゲット層や仲介の方法とは全く違う論点の話です。「 こういうアイディアもある 」という意味で、大家の皆さんに提案してみたいと思います。

さて、住居は大別すると、「 持ち家と賃貸 」に分けられます。かつて日本に土地神話・不動産神話があった頃、日本人のスタンダードは「 いつか持ち家に住みたい。それまでは賃貸で我慢 」というものでした。

しかし、バブル後の失われた２０年を経て、現在の日本人は将来に確固たる展望を持てなくなりました。一般の日本人にとって持ち家は一生の買い物です。最低...