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信用保証協会を利用して融資を申し込むときの注意とポイントとは?

岡元公夫さん_画像 第16話

今回は、「 信用保証協会を実際に利用して金融機関から融資を受けるときのポイントや注意点 」について、裏話を交えて説明します。信用保証協会を利用するメリットやデメリットについては、前回のコラムをご覧ください。

■ 保証協会への申し込み窓口

まず保証協会への保証の申し込み方法ですが、制度上は金融機関経由で申込む場合と保証協会に直接申込む場合の2種類があります。

1)金融機関経由で申込む場合

この場合は、金融機関への融資の申込みと同時に、保証協会への保証の申込手続を行います。 金融機関が、融資が適当であると判断した場合、信用保証委託申込書その他の必要書類を保証協会に提出します。

2)保証協会に直接申込む場合

この場合は、保証協会の窓口に出向いて面談の後、申込書を渡されます。その後、記入した申込書に必要書類を添付し申し込みます。

保証協会で審査した後、保証が適切であると判断した場合、保証協会では金融機関に融資をあっせんします。ただし、金融機関では別途、融資の審査があります。

ただ、実際には、保証協会に融資を受けたい方が、直接申し込むことはあまり無く、金融機関経由で申込む場合がほとんどではないでしょうか。

私も現役銀行員のときに何百件、もしかしたら千件以上保証協会の保証付融資を手がけましたが、保証協会に融資を受けたい方が直接申し込み、保証が認められ、その後店頭で融資の申し込みを受け付けた案件は1件のみでした。

■ 保証協会の保証があれば借りられるというわけではない

当時の私は、「 保証協会保証付融資は金融機関経由で申し込むもの 」と思い込んでいました。ですので、15年くらい前、店頭にいきなり保証協会の保証書を持参して「 保証協会から保証を受けたので、融資してほしい 」という方が来店されて驚いた時のことを、今でも鮮明に覚えてます。

その融資希望の方は、今まで金融機関から融資を受けたことがない方でした。預金取引があったという理由から、私のいた支店で借りることを前提に保証協会に直接申し込んだということです。

しかし、その融資案件は、最終的には自分のいた支店では実行しませんでした。こちらが拒絶したわけではなく、連帯保証人の事務手続き等で、その融資希望の方の要望に応えることができなかったのが理由です。

結局その方は他の金融機関で融資を受けられるように保証協会にかけあって、融資を受ける金融機関を変更しました。

このように借り入れをする方と金融機関には相性があり、単純に形式が整っていれば、どこで手続きしても同じように融資が出るというわけにはいかないのです。

では、保証協会の保証付融資を申し込む金融機関は、どのように選べばよいのでしょうか。

■ 初めての申し込みは借入のある金融機関経由で

私は初めて保証協会を利用する時は、既に借り入れをしている金融機関を通して申し込むのが良いと思っています。

なぜなら金融機関にとっても保証協会にとっても最初の審査というのは一見さんの場合は特に注意を要します。

初めて融資の申し込みを受ける時、店頭に一見さんで来られるより、どなたか信頼できる方の紹介の方が取り組みしやすいのは金融機関も保証協会も同じです。

一見さんでも申込み書類や添付資料で、事業内容や財務内容はある程度わかりますが、もしかしたら粉飾決算や虚偽の内容かもしれませんし、経営者がどういう方かも書類だけではよくわかりません。

ですが、既にその金融機関で借り入れの実績があると、その金融機関は保証協会に保証を依頼する時に、いつから融資取引が開始されたか、今現在いくら預金と融資の取引残高があって、担保をどれぐらい受けいているかを通知することができます。

その他にも、融資を希望してる方の事業経験や計数管理能力、人物や取引方針について所見を書いたりします。

もちろん金融機関も保証協会の保証を受けたくて依頼しているのですから、極端にネガティブなことを書くことはないでしょう。

それでも、一筋縄ではいかない案件の場合、申込書類提出後、金融機関の方が保証協会の方と電話や直接保証協会に出向いて保証をしてくれるように依頼する場合があります。

その時、金融機関の担当者が、保証を申し込んだ方と、新規でまだ1、2回会って軽く話しただけの場合と既に他の融資取引を通じて人となりをよく知っている場合では、保証協会へ説明・依頼するときの説得力が違います。

なので最初に保証協会に保証を申し込むときは、既に融資を受けている金融機関が良いのです。

■ 2回目以降は新規開拓に利用できる

では2回目以降はというと、前回でも説明しましたが、保証協会の保証を利用するとプロパーでは融資してくれない金融機関も融資してくれることがあります。

なので、既に借り入れしている金融機関ではなく、これからプロパー融資を受けたいと考えている金融機関で申し込み、融資可能先の間口を拡げるのに利用するのが良いでしょう。

もう一つの視点として、保証協会の保証には、全国一律の保証制度のほかに、都道府県や市町村独自の保証制度があります。

特に市町村独自の保証制度には保証料や金利の補助が付く、お得な保証制度があります。

ただ、これらの地方独自の保証制度は、地域に根差した金融機関でないと取扱いができなかったり、同じ金融機関でも支店によっては取扱いができないことがあります。

その点も調査したうえで、どこの金融機関で保証を申し込むか決めるのが良いでしょう。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 岡元公夫さん

岡元さん

岡元公夫さんのブログ

年はアラフォー。
亡き父と2代続けての元メガバンカー。
銀行員時代は、東証一部上場の大手不動産会社から 個人の大家さんまで、融資主体に幅広く担当。 実家は祖父の代からの小規模ながらの大家さん。

■ 経歴

□2004年
実家の跡を継ぎ、東京城北エリアでマンション・アパート・戸建を取得開始。

□2008年2月
不動産賃貸業の修行の為、不動産開発・運営会社に転職し、プロパティマネジメントの責任者となる。

□2009年10月
不動産収入が年間6千万円ほどになり、デッドクロスもクリアできる目途がついたことから、サラリーマンを卒業。

□2011年
東京エステートバンク株式会社(東京房屋®)を設立。国内・台湾・中国の投資家・会社経営者の方にコンサルティングを行っている。

■ 所有物件

□築35年RCマンション
 1LDK×4戸、2K×8戸

□築20年RCマンション
 1R×10戸

□築13年鉄骨マンション
 2LDK×6戸、2DK×6戸

□築5年木造アパート
 1R×5戸、2DK×2戸

□登記上築52年(実態は新築同様)
 木造戸建 2LDK×1戸

□区分所有マンション 2LDK×1戸
  合計 45戸

□駐車場12台
 バイクガレージ26台

H22/9に築古戸建1戸取得
H23/9に築古戸建1戸取得
現在、料理中

■ 保有資格

・宅地建物取引主任者
・ファイナンシャルプランナー
・その他生損保等金融関連諸々

■ 税理士試験科目合格
 (簿・財・相・固)


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