前々回と前回の続きです。
○融資を活用して不動産を増やしたい時にしてよい節税と、ダメな節税【 part1 】
○融資を活用して不動産を増やしたい時にしてよい節税と、ダメな節税【 part2 】
経費を費用計上するというと、節税を目的としたものをイメージすると思います。今回はそれに加えて、経費を計上することでキャッシュフローを良くして、個人や資産保有会社に対する銀行の評価をUPさせる方法について説明します。
さて、前々回で、銀行が財務内容を判断するうえでのキャッシュフローの計算式を以下のように示しました。
「 年間キャッシュフロー=税引後利益( ▲特別利益 )又は( +特別損失 )+減価償却費 」
ここでの税引後利益の算出方法ですが、大家さん向けに簡単に表すと次の通りになります。
「 税引後利益=家賃収入‐経費( 含む修繕費や消耗品費等+減価償却費 )▲所得税・法人税・住民税等 」
税引後利益を算出する経費には、修繕費・消耗品費等も含まれますが、キャッシュフローの計算で加算されるのは減価償却費のみです。
ここがポイントとなります。
修繕したり、資産を取得して使用した場合に、その年度に掛かった費用をそのまま経...
○融資を活用して不動産を増やしたい時にしてよい節税と、ダメな節税【 part1 】
○融資を活用して不動産を増やしたい時にしてよい節税と、ダメな節税【 part2 】
経費を費用計上するというと、節税を目的としたものをイメージすると思います。今回はそれに加えて、経費を計上することでキャッシュフローを良くして、個人や資産保有会社に対する銀行の評価をUPさせる方法について説明します。
さて、前々回で、銀行が財務内容を判断するうえでのキャッシュフローの計算式を以下のように示しました。
「 年間キャッシュフロー=税引後利益( ▲特別利益 )又は( +特別損失 )+減価償却費 」
ここでの税引後利益の算出方法ですが、大家さん向けに簡単に表すと次の通りになります。
「 税引後利益=家賃収入‐経費( 含む修繕費や消耗品費等+減価償却費 )▲所得税・法人税・住民税等 」
税引後利益を算出する経費には、修繕費・消耗品費等も含まれますが、キャッシュフローの計算で加算されるのは減価償却費のみです。
ここがポイントとなります。
修繕したり、資産を取得して使用した場合に、その年度に掛かった費用をそのまま経...