前回の続きです。私は、多くの大家さん・不動産投資家さんと面談や大家の会などを通じて面識があります。
その中で、不動産投資を始めた当初に自己資金が少なく、親も資産家・大家さんではないにもかかわらず、次々と収益不動産を増やしている方は、地方・郊外の物件を主な投資対象とされていることが多いといえます。
それは、その方たちが、前回のコラムでお話したような、不動産の実勢価格( 取引価格 )と銀行評価額の相違をうまく利用しているからです。
価格の相違をうまく利用するには、まず銀行の不動産評価方法について知る必要があります。そこで、今回のコラムでは、銀行の不動産評価方法について説明したいと思います。
■ 積算評価法
銀行が不動産を評価する代表的な方法として「 積算評価法 」「 収益還元法 」「 取引事例比較法 」があります。特に銀行が重きを置くのが積算評価法です。
積算評価法とは、「 土地の積算評価額と建物の積算評価額を合算して不動産の価値を算出する 」方法です。
土地の積算評価額の算出方法は、その土地の「 前面道路の路線価×面積 」が基本となります。路線価とは、毎年7月に国税庁が公表する相続税や贈与税の計算基準...
その中で、不動産投資を始めた当初に自己資金が少なく、親も資産家・大家さんではないにもかかわらず、次々と収益不動産を増やしている方は、地方・郊外の物件を主な投資対象とされていることが多いといえます。
それは、その方たちが、前回のコラムでお話したような、不動産の実勢価格( 取引価格 )と銀行評価額の相違をうまく利用しているからです。
価格の相違をうまく利用するには、まず銀行の不動産評価方法について知る必要があります。そこで、今回のコラムでは、銀行の不動産評価方法について説明したいと思います。
■ 積算評価法
銀行が不動産を評価する代表的な方法として「 積算評価法 」「 収益還元法 」「 取引事例比較法 」があります。特に銀行が重きを置くのが積算評価法です。
積算評価法とは、「 土地の積算評価額と建物の積算評価額を合算して不動産の価値を算出する 」方法です。
土地の積算評価額の算出方法は、その土地の「 前面道路の路線価×面積 」が基本となります。路線価とは、毎年7月に国税庁が公表する相続税や贈与税の計算基準...
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