• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

15,301アクセス

外国人投資家が日本の不動産を買う理由は?

岡元公夫さん_画像 第79話

今回は日本、特に東京の不動産を積極的に買っている台湾・中国・シンガポール等中華圏の外国人投資家の動向について書きます。

■ 自分でも予想しなかったセミリタイア後の転進

このコラムのタイトルは「 ニーハオ! 東京の不動産いかがですか? 」です。それは私が中華圏、特に台湾・香港・中国の不動産投資家に東京の不動産を紹介し、取得してもらった後の管理まで請け負うワンストップサービスのインバウンド事業をしていることに由来します。

私は大学で第二外国語に中国語を選択したり、銀行に入行して間もない頃に香港に隣接するシンセン経済特区への日本企業の進出支援を担当したりと、多少は中華圏との縁もありました。

しかし、自分が外国人投資家に東京の不動産を紹介する事業を始めることになるとは、セミリタイア時には思ってもみませんでした。本当はもっとのんびり暮らすつもりだったのです( 笑 )。

始めるきっかけとなったのは、大家さんつながりで知り合った台湾人の今の会社のパートナーと意気投合し、初めて台湾に視察に行ったことです。どこにご縁があるか、わかりませんね。

台北は街全体が熱気に包まれ人々は活動的です。下の写真は、台湾のシンボル的な超高層ビル「 台北101 」です。名前の由来は地上101階あるからとのことです。



オフィスビル街も活気があります。古い建物も多くありますが、徐々に建て替わって、都市全体が更新され、また、郊外にも拡大しています。



台湾の方々は、とても親日です。映画・テレビ番組・書籍等の日本の文化が溢れています。東日本大震災時の義援金は、台湾からが世界最多だったとも聞きます。

私は元々、他の大家さん達と交流するのが好きでしたので、日本に限らず世界の大家さん達と自分の得意分野の東京の不動産で交流できればよいなと考えて、海外からの不動産インバウンド事業を開始しました。インバウンド事業を開始して5年ぐらい経ちます。

開始当初の頃から中華圏の投資家の日本の不動産への投資意欲はありました。しかし、2011年3月に起きた東日本大震災の影響もあり、その直後はあまり動きはありませんでした。それが震災の影響も落ち着いてきた2013年ごろから引き合いが多くなってきました。

■ 日本、特に東京の不動産が買われる理由

最近は、中国・台湾の投資家が日本の不動産を買っていると、よく報道されていますが、彼らは外国で、特に日本の不動産を集中して買っているわけではありません。

富裕層の方々は、最初は自国での不動産投資から始めて、海外では、どちらかといえば、アメリカ・カナダ・オーストラリア等で投資用不動産を先に取得している場合が多いです。その理由としては、純粋な投資目的以外に、永住権や市民権を得られることがあるからです。

中国は民主資本主義の国ではありませんし、台湾も国連に加盟していません。日本人に比べて、いざという時の自国のカントリーリスクに敏感です。

とはいえ、最近は、富裕層に限らず中流層の方々が、他の国の不動産に投資せずに、いきなり日本の不動産を買うケースも増えてきました。では、外国人投資家にとって日本での不動産投資の魅力はどこにあるのでしょうか。

◎ ローリスクの安定した国、日本

まず言えるのが、世界的にみてカントリーリスクが低い国であることがあげられます。政治的には、政党間で政権交代があっても、極端に政策が変わることもなく、治安にも影響は出ていません。

経済的にも、GDPが世界第3位で、対外純資産が24年連続世界最大の経済大国です。政治的・経済的な安定性を基に、日本円は、米ドル、ユーロに次ぐ世界的に認識された通貨です。

以前は「 有事のドル買い 」と言われていましたが、最近では「 有事の円買い 」と言われることも多くなりました。また、個人の財産権が法により高度に保障され、外国人の不動産の所有も原則自由です。外国人を狙い撃ちした規制もありません。

新興国では、外国人は土地を所有できないとか、取得できるのは何千万円以上の新築建物に限定するとか、外国人の不動産所有に規制がかけられていることが珍しくありません。また、その規制内容も、簡単に変更されたりしています。

これは、一概に悪いこととは言えません。経済的規模の比較的小さい国の不動産に、外国から多額の投機資金が流れ込んだら、不動産価格が高騰し、自国民が妥当な価格で住宅を買えなくなったり、家賃も極端に上昇する懸念があります。

では日本、その中でも外国人投資家に人気のある東京はどうでしょうか。バブル時代には「 東京23区の土地の総額でアメリカ全土が買える 」とも言われていました。その後、バブルは崩壊し、不動産の価格が下落したとはいえ、その規模の大きさは、先進国の都市の中では随一でしょう。

外国人投資家が積極的に買ったとしても、東京圏、そして日本全体の不動産の価格を大幅に引き上げるまではいかないでしょう。今のところ、東京で外国人を狙い撃ちにした不動産投資規制が行われることはないと思われます。

続きは、次回に。


健美家サイト会員登録で最新コラムやニュースをチェック!

健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 岡元公夫さん

岡元さん

岡元公夫さんのブログ

年はアラフォー。
亡き父と2代続けての元メガバンカー。
銀行員時代は、東証一部上場の大手不動産会社から 個人の大家さんまで、融資主体に幅広く担当。 実家は祖父の代からの小規模ながらの大家さん。

■ 経歴

□2004年
実家の跡を継ぎ、東京城北エリアでマンション・アパート・戸建を取得開始。

□2008年2月
不動産賃貸業の修行の為、不動産開発・運営会社に転職し、プロパティマネジメントの責任者となる。

□2009年10月
不動産収入が年間6千万円ほどになり、デッドクロスもクリアできる目途がついたことから、サラリーマンを卒業。

□2011年
東京エステートバンク株式会社(東京房屋®)を設立。国内・台湾・中国の投資家・会社経営者の方にコンサルティングを行っている。

■ 所有物件

□築35年RCマンション
 1LDK×4戸、2K×8戸

□築20年RCマンション
 1R×10戸

□築13年鉄骨マンション
 2LDK×6戸、2DK×6戸

□築5年木造アパート
 1R×5戸、2DK×2戸

□登記上築52年(実態は新築同様)
 木造戸建 2LDK×1戸

□区分所有マンション 2LDK×1戸
  合計 45戸

□駐車場12台
 バイクガレージ26台

H22/9に築古戸建1戸取得
H23/9に築古戸建1戸取得
現在、料理中

■ 保有資格

・宅地建物取引主任者
・ファイナンシャルプランナー
・その他生損保等金融関連諸々

■ 税理士試験科目合格
 (簿・財・相・固)


ページの
トップへ