前々回のコラム、「 外国人投資家が日本の不動産を買う理由は? 」と、前回のコラム、「 海外不動産投資はまだ儲かるのか? 」の続きです。
今回は、彼らが実際にどのような物件を好んで取得しているのかを説明します。
■ 外国人投資家は日本の不動産をどれくらい購入しているの?
外国人投資家というと、テレビや雑誌等のメディアで「 爆買い 」が取り上げられる中国人や台湾人の個人投資家を思い浮かべる方も多いでしょう。確かに、ここ最近、彼らが日本の不動産を購入しているのは事実です。
公式な統計はないものの、業界関係者と情報交換していると、昨年の中国人・台湾人の個人投資家による日本への不動産投資は1千億円程度ではないかという声が多いようです。
都市未来総合研究所の「 不動産売買実態調査 」によれば、2014年度に欧米も含む外資系ファンド等の機関投資家が取得した日本の不動産は、前年度の2.8倍に当たる1兆1,949億円に達し、国内不動産の取引総額の23%を占めました。
個人投資家レベルでは、まだ、それほど影響はありませんが、機関投資家を含めると日本の不動産価格に間違いなく影響を与えていることがわかります。
しかし、機関...
今回は、彼らが実際にどのような物件を好んで取得しているのかを説明します。
■ 外国人投資家は日本の不動産をどれくらい購入しているの?
外国人投資家というと、テレビや雑誌等のメディアで「 爆買い 」が取り上げられる中国人や台湾人の個人投資家を思い浮かべる方も多いでしょう。確かに、ここ最近、彼らが日本の不動産を購入しているのは事実です。
公式な統計はないものの、業界関係者と情報交換していると、昨年の中国人・台湾人の個人投資家による日本への不動産投資は1千億円程度ではないかという声が多いようです。
都市未来総合研究所の「 不動産売買実態調査 」によれば、2014年度に欧米も含む外資系ファンド等の機関投資家が取得した日本の不動産は、前年度の2.8倍に当たる1兆1,949億円に達し、国内不動産の取引総額の23%を占めました。
個人投資家レベルでは、まだ、それほど影響はありませんが、機関投資家を含めると日本の不動産価格に間違いなく影響を与えていることがわかります。
しかし、機関...
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