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ピンチはチャンス!トランプ新大統領が不動産投資に与える影響とは?

岡元公夫さん_画像 第95話

大家業は、中長期間に多額の資金を投入する事業です。

ですので、数年後、10年後、そしてその先の不動産市況・物件の賃貸状況を見据え、予測して運営する必要があります。将棋のように、一手打つごとに、その先の手を読んでいくことを繰り返します。

私も、新聞や雑誌、テレビそしてネットからの情報、他の大家さんや不動産業者さんとの情報交換を通じて、日々数十手先を考えています。

最近の短・中期的な予測として「 2016年度下半期以降の不動産投資、買い時か売り時か? 」前回前々回の2回に分けて書きました。

ところが、その後、アメリカ大統領選挙があり、ドナルド・トランプ氏が勝利しました。既存メディアにとっても、証券・為替などのマーケット関係者にとっても想定外の出来事で、証券や為替の相場は、事前の専門家の予想を飛び越えて大きく変動しています。

このような状況の中、トランプ次期大統領が来年から行う諸政策が、大家業にどのような影響を与えるか的確に当てることは困難です。

■ 世界経済に与える影響

ただ、ひとつ言えることは、世界を巡るお金の流れが大きく変わることです。2008年のリーマンショックを受けて、アメリカは「 ゼロ金利 」「 量的緩和 」よる「 超金融緩和 」に踏み切りました。

超金融緩和によって市場にあふれた大量のドルは、有利な投資先として新興国に流れ込み、急速な経済成長を押し進め、その一部は不動産投資にもまわり、不動産価格の上昇を引き起こしました。

しかし、アメリカは、自国経済の回復に伴い超金融緩和をやめつつあります。

既に一部の資金が新興国から引き揚げつつありますが、トランプ次期大統領のインフラ投資重視の政策等の実施状況によっては急激に資金がアメリカに戻り、新興国の経済、及び不動産価格の低迷につながる懸念があります。

今までアメリカは、世界経済に与える影響をある程度考慮していましたが、トランプ次期大統領は、アメリカ第一主義を掲げているので、他国に与える影響を顧みず政策を遂行するかもしれません。

■ 日本人の意識の変革

トランプ次期大統領の政策は、経済状況の変化のみならず、皆さんの意識を大きく変えるターニングポイントになると思われます。

これからは、アメリカに一方的に守ってもらえなくなるかもしれません。いろいろな面で自立と貢献を求められるかもしれません。戦後レジームからの脱却が進むでしょう。

今までの日本人は、他人に頼りがちな傾向がありました。日本政府はアメリカ政府に。都道府県や市町村は国に。規制に守られた業界は所管官庁に。サラリーマンは会社に。

日本という国のポジションが大きく変われば、国はもとより、それを構成する人や会社の意識も変わります。「 自立しなければならない 」「 自立することが当然 」といった意識が日本人の心に定着していくかもしれません。

上場企業勤務の正社員でも自立しなければならないという意識は強まっています。とは言っても、サラリーマンがいきなり自立・独立するには尋常ならざる覚悟と勇気がいるケースも多いでしょう。

大家業は、サラリーマンを続けながらでき、やりようによっては勤務時間に影響しない稀有な事業です。

リーマンショックの影響もあり、近年はサラリーマン大家さんや大家さん希望者が増えました。更に、相続税対策でマンション・アパートをハウスメーカーや銀行に勧められて建てる地主さんや資産家の方も増えています。

人口は減るのに、アパート・マンションの供給は増え、不動産賃貸マーケットの需給バランスは悪化しつつあるので、新たに大家さんを目指す方が減るかなとも少し前までは考えていました。

しかし、自立に踏み出す一歩にマッチしている大家業を志す方は今後も増えそうで、その考えを修正する必要がありそうです。

■ ピンチはチャンス

「 世界経済に与える影響 」「 日本人の意識の変革 」の二つに焦点をあてて述べましたが、今後の不動産投資がネガティブのような印象を受けたかもしれません。

ただ、長い歴史をひもといてみても、ずっと右肩上がりに繁栄し続けたことはありません。私自身、バブル崩壊、リーマンショックなどで不動産市況が激変する様を銀行員・不動産投資家として最前線の現場で経験してきました。

激変する時は気持ちがネガティブになるかもしれません。しかし、その最中にチャンスもあります。今、成功している大家さんには、激変で多くの方が躊躇する中、自分で考え、新たな道を切り拓いてきた方が多く含まれています。

激変する状況をチャンスととらえ、今までと違った視点、新たな発想で不動産投資を考え、進めていきましょう。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 岡元公夫さん

岡元さん

岡元公夫さんのブログ

年はアラフォー。
亡き父と2代続けての元メガバンカー。
銀行員時代は、東証一部上場の大手不動産会社から 個人の大家さんまで、融資主体に幅広く担当。 実家は祖父の代からの小規模ながらの大家さん。

■ 経歴

□2004年
実家の跡を継ぎ、東京城北エリアでマンション・アパート・戸建を取得開始。

□2008年2月
不動産賃貸業の修行の為、不動産開発・運営会社に転職し、プロパティマネジメントの責任者となる。

□2009年10月
不動産収入が年間6千万円ほどになり、デッドクロスもクリアできる目途がついたことから、サラリーマンを卒業。

□2011年
東京エステートバンク株式会社(東京房屋®)を設立。国内・台湾・中国の投資家・会社経営者の方にコンサルティングを行っている。

■ 所有物件

□築35年RCマンション
 1LDK×4戸、2K×8戸

□築20年RCマンション
 1R×10戸

□築13年鉄骨マンション
 2LDK×6戸、2DK×6戸

□築5年木造アパート
 1R×5戸、2DK×2戸

□登記上築52年(実態は新築同様)
 木造戸建 2LDK×1戸

□区分所有マンション 2LDK×1戸
  合計 45戸

□駐車場12台
 バイクガレージ26台

H22/9に築古戸建1戸取得
H23/9に築古戸建1戸取得
現在、料理中

■ 保有資格

・宅地建物取引主任者
・ファイナンシャルプランナー
・その他生損保等金融関連諸々

■ 税理士試験科目合格
 (簿・財・相・固)


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