今回は年初ということで、昨年の1月のコラムに続き、今年の個人投資家向け融資スタンスと投資対象となる不動産の相場について、私見を述べます。
その前に昨年の不動産投資にまつわる融資のポイントを振り返ってみると、以下のようなものがありました。
銀行の融資スタンスは、堅調に推移。しかし、一部の地銀や外資系銀行が得意とする不動産投資家向けの地方・郊外物件に対する融資は厳しくなり、その対象となる不動産相場は、引き続き下落基調となる。
「 金融緩和 」は継続され、「 相続税対策 」の不動産投資も引き続き活況で、「 インバウンド投資 」も維持されると予想されることから、東京やその他中核都市の不動産価格が大きく下落に転じることはない。
実際にはどうだったかというと、インバウンド投資については、ドル円のレートが2015年12月に月平均122円弱であったのが、2016年8月には101円近くまで円高に振れたこともあり、一時買い意欲が弱くなっていたようです。
私が知っている不動産売買仲介会社で一昨年頃から外国人投資家向けインバウンド事業に注力していたところも、数社撤退したところもあります。しかし、12月に116円近くまで...
その前に昨年の不動産投資にまつわる融資のポイントを振り返ってみると、以下のようなものがありました。
銀行の融資スタンスは、堅調に推移。しかし、一部の地銀や外資系銀行が得意とする不動産投資家向けの地方・郊外物件に対する融資は厳しくなり、その対象となる不動産相場は、引き続き下落基調となる。
「 金融緩和 」は継続され、「 相続税対策 」の不動産投資も引き続き活況で、「 インバウンド投資 」も維持されると予想されることから、東京やその他中核都市の不動産価格が大きく下落に転じることはない。
実際にはどうだったかというと、インバウンド投資については、ドル円のレートが2015年12月に月平均122円弱であったのが、2016年8月には101円近くまで円高に振れたこともあり、一時買い意欲が弱くなっていたようです。
私が知っている不動産売買仲介会社で一昨年頃から外国人投資家向けインバウンド事業に注力していたところも、数社撤退したところもあります。しかし、12月に116円近くまで...
この記事は会員限定です。
会員登録(無料)すると続きをお読みいただけます。
健美家会員のメリット
- 会員限定物件や非公開物件情報が見れる
- 最新のコラムニュース情報がメールで受け取れる