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工事のあいさつに行くと「流産したらどうすんの!」と怒りだした隣人とその後の顛末

ぺんたさん_画像 ぺんたさん 第29話

2019/3/5 掲載

こんにちは、ぺんたです。表面利回り57%の軽量鉄骨アパートを購入・再生した話を前回のコラムでご紹介しました。
参照:利回り57%軽量鉄骨アパートの購入と駐車場開発、満室までの過程

私は新しい物件を買うごとになにがしかのトラブルエピソードが生まれるのですが、このアパートも例外ではありませんでした( 私が呼び込んでいるのかなぁ!? )。今回はこのアパートにまつわるトラブルをご紹介します。

■ 接道がない隣家

トラブルのもとはこのアパートの隣家でした。まず最初にこのアパートと隣家の関係をご説明しますね。



うちのアパートが赤枠で囲ったところです。その裏側の黄色が追加購入して駐車場にしたい土地です。今回のエピソードの主役は水色で塗ったお隣の家です。

このお宅にはもともと法的な接道がありません。出入りするためには必ずうちのアパートと駐車場を経由しなければなりません( 進入路がピンクの矢印です )

赤と黄色の土地を私が購入したのでお隣さんは出入りするたびに私の土地を経由しなければならないわけです。土地の権利上は私のほうがいわば優越的な地位ですが、ご不便をおかけするので真っ先に挨拶に行きました。

■ 「 流産したらどうしてくれるのよ!! 」との罵声

こういう近隣挨拶の時には福岡県民の名刺がわりである辛子明太子を持参します。( 明太子を手渡すと一気に距離感が縮まりますので重宝しています。)

この日も明太子を持ってご挨拶にお邪魔しました。奥様に工事の概要を簡単に説明して明太子を手渡しても先方の表情は硬いままです・・・。それどころか奥様からは思ってもいない言葉が浴びせられました。


奥様:「 工事なんかしてもらっちゃ困ります 」

私 : 「 は・・・・?? 」



予定している工事は立木の伐採工事と重機による掘削工事、および駐車場用地への砂利敷き工事の3点です。チェーンソーや重機の音がしないわけではありませんが、それほど甚大な迷惑をかけるわけでもありません。

詳しく話を聞くと、かなりヒートアップされた様子で、こんなことを言い始めました。


「 娘が出産のために帰って来ていて、工事の音や振動で産気づくかもしれない。お宅のせいで流産したらどうしてくれるんですか?( 怒 ) 」


こういうとき男はからっきしダメですね。ビジネス上の掛け引きだったら場数も踏んでいるのでアドリブが効くのですが、全く予期しなかった方向から「 流産 」というビーンボールが飛んできたら頭が真っ白になってしまいました( 苦笑 )

気を取り直して出産予定日を聞くと3週間近く先の日付をおっしゃいます。でもその日に産まれるとは限らないので無期限に延期しなさい!と主張されます・・・。

そんなに工事を延期すると、スケジュールを確保してもらっている業者さんの休業補償をしなければなりません。若干騒がしくなるけど健康被害が出るほど甚大なものではないことを繰り返し説明したのですが、聞く耳を持ちません。


「 うるさいと孫が昼寝できなくなるじゃない!( 怒 ) 」


と、今度はお孫さんの昼寝の話まで出てきて、埒があきません。工事延期には同意できない旨だけ伝え、この時は早々に立ち去りました。反撃の材料が思いつかないときには撤退するのが上策です。

■ 仲介業者さんに相談してみると・・・

翌日、アパートと駐車場用地を仲介してくれた業者さんに相談してみました。状況をかいつまんで説明したところ笑われてしまいました。

「 ぺんたさんのご自宅内でリフォーム工事をやるときにはお隣さんからクレームがついてもやめないでしょう? それとおんなじで、ぺんたさんの敷地内で完結する工事を差し止める権利は誰にもないですよ 」

確かにそうだよなあと思いつつ、続きの話をきいていると、管理会社さんの発言の中から、意外な事実が判明しました。

「 あそこの奥さんは、ぺんたさんの駐車場用地にずっと無断駐車しているので、ほかの駐車場を確保するまでの時間稼ぎをしているんじゃないですか!? 」

ようやく腑に落ちました。実はこの奥様、うちの駐車場用地にずっと無断駐車をしていたんです。売買前に仲介業者さんから注意してもらったんですが、売買後も一向に直りません。

もちろん売り主さんとの間で賃貸借契約はありませんので完全にタダ乗りです。おそらく出産までの間、送迎のためこの無断駐車を継続したいと思ったのでしょう。


購入前の駐車場の様子。ぬかるみ防止で古カーペットを敷いたのもお隣さんです

■ お手紙で工事開始を通告

相手の意図が推測できたので、予定通り工事に着工することにしました。再度ノコノコ訪問してもおそらく堂々巡りになりそうなので、通知書を配達証明で送りました。



通知書には

@当社敷地内で完結する工事であること
A延期した場合、下請け業者への高額な休業補償が発生すること
B健康を害するほど深刻な騒音・振動は発生しないこと


を理由に、工事は予定通り開始する旨を丁寧な文体で書きました。( キツい文体だと脅迫状みたいになってしまいますからw )

ただし、無断駐車についてはこれまでの経緯を述べたあと、「 弊社の財産権を侵害しており、工事実施の妨げにもなりますので即時撤去を求めます 」と、やや強い調子で書きました。

■ フタを開けると・・・

通知書が届いた数日後、現地に行ってみると勝手に敷かれたカーペットや放置されていた古タイヤがなくなっていました。また、無断駐車していた軽自動車は近所の駐車場に移動していたので一件落着です。それ以降、現在に至るまで、連絡は一切ありません。

通知書の送付で、@素直に従ってくれるか、Aもっと激しい抗議が来るかの2つを想定していましたが、このケースでは@となり、私の想定が正しかったことを暗示しています。工事は予定通り実施することができました。

工事を行うとき近隣とはトラブルになるケースも少なくないと思いますが、相手に配慮しつつも無理な要求には毅然と対応しなければならないことが身に染みたケースでした。

※付け加えると、この方の娘さんは無事に出産されたそうです。当たり前ですが、健康被害を与えることもありませんでした(^_^)。色々ありましたがおめでたい知らせが聞けてよかったです♪

プロフィール

■ ぺんたさん



不動産賃貸業
平日は物件のある山口県、週末は家族のいる福岡県在住
家族は妻と二人の息子
ブログ「ぺんたの地方不動産投資日記」

■経歴

□1966年
福岡県北九州市で誕生

□1989年
大阪大学人間科学部卒業
東京の大手電気メーカーに就職

□2000年
3才の長男に発達障害があることがわかり、妻と「この子が20才になるまでにファミリービジネスを作っておこう」と決める

□2005年
義両親の介護のために長年勤めた会社を退社し、福岡へ
退職金で生活しながら、義両親の介護と長男の療育の体制を整える
引っ越しから約半年後に、福岡市内の球団に就職する

□2009年
福岡の球団を辞め、東京に単身赴任
2〜3年のペースで会社を変わりながら不振事業を再生する

□2014年
不動産賃貸業で起業(サラリーマンを卒業)

□2015年
物件のある山口県宇部市と家族の住む福岡の二重生活を始める

■不動産投資の経歴

□2000年
『金持ち父さん・貧乏父さん』を読み、不動産投資に興味を持つ

□2004年
千葉県九十九里に中古アパートを購入するも空室が続き、持ち出し状態に

□2007年
千葉県九十九里のアパートを売却

□2008年〜
福岡の区分マンションを現金で購入
福岡の中古戸建を現金で購入
千葉県山武市の中古戸建を現金で購入

□2012年
福岡市内に2LDK×8戸で1150万円の中古木造アパートを購入(利回り29%)

□2013年
岐阜県恵那市に3DK×16戸で4000万円の中古RCマンションを購入(利回り24%)

□2014年
不動産賃貸業で起業(サラリーマンを卒業)

岐阜県恵那市に3DK×12戸の中古S造マンションを購入(利回り21%)

三重県松阪市に1R×40戸で1億円の中古RCマンションを購入(利回り17%)

□2015年
山口県宇部市に中古S造アパ―トを購入(利回り27%)
平日は宇部市、週末は福岡という二重生活がスタート

□2016年
山口県宇部市で物件を買い進める
恵那市の2棟のマンションと松阪のマンションを売却し、多額のキャピタルゲインを得る

□2017年
10月時点で宇部市内に6棟の物件を購入(利回りは9%〜57%)

所有物件は12棟・138室、満室時の家賃年収は6500万円程
借入れは約3億4000万円(返済比率35%)

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