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タダでも断った北関東の区分を初心者が150万円で購入していた話

大家のプーさん_画像 大家のプーさん 第25話 著者のプロフィールを見る

2022/10/7 掲載

私、大家のプーさんのコラム連載25回目をご覧頂き、ありがとうございます! コラム25回目は、「 無料でくれると言われた区分マンション 」をテーマに、お話をさせて頂きます。

ある時、「 プーさん、区分マンションをタダで引き取ってくれませんか!? 」と言われました。皆さんなら、どう返事をしますか?

僕はこの時、「 タダでももらわない 」という判断をしました。その理由を説明します。第三者が所有している物件ですから、少しボカして書かせて頂きます。

■ 北関東の区分マンションをタダでもらってくれないか?

まず、物件のスペックですが、次のようなものでした。

・北関東に所在する区分マンション
・専有面積は15uほど
・月々の管理修繕積立金の合計が1.5万円
・築35年

これを見て、どう感じたでしょうか?
「 プーさん、これをもらわないなんて、もったいないなあ!! あんたバカだよ!!! 」と思いましたか?

僕は、この物件情報をもらった時に、頭の中で賃貸物件にした時のイメージを思い描き、すぐに下記のようなジャッジをしました。

・家賃想定額は、恐らく2万円前後
・駐車場がないと貸しづらいエリアだからそれでも厳しいかも

家賃2万円の場合、管理費・修繕積立金の計1.5万円を引くと月の手残りは5千円で年間収入は6万円。固定資産税等や火災保険料を支払えば、おそらく手残りはないでしょう。さらに1カ月でも空きになれば月に1.5万円が出ていくというオマケ付きです。

正直に、「 これは無料でも厳しいです… 」とお伝えしました。不動産屋さんも、「 まあ、そうですよね 」といった反応でした。

話はこれで終わりではありません。実は続きがあるのです。夏が終わってもう秋ですが、今から〇川淳二さんレベルの怖い話をしますw

■ プーさん、あの物件「 売れた 」んですよ!

お断りの電話を入れてから数カ月後、その業者さんと話す機会がありました。すると、開口一番「 プーさん、あの区分マンション覚えてますか? もらってほしいってお伝えしたあの区分! 」と言います。

私が「 もちろん覚えていますよ! あの時はお力になれずにすみませんでした 」と謝ると、業者さんは嬉しそうに、「 気にしないでください。それよりあの物件、売れたんですよ! 」と言うのです。

「 売れた!?!? 」

詳しく聞くと、僕が「 買わない 」と言った後で、「 不動産投資を始めたい 」と言っていた方に「 こういう物件があるんですが、いくらなら買いますか? 」と連絡したそうです。

すると、「 150万円 」という返事が来たので、その業者さんは新中間省略登記の取引形式( 通称:サンタメ取引 )でその方に150万円で売却したとのこと。

わかりやすく言うと、その物件を0円で業者さんが購入し、そのまま費用をかけずに150万円もらって買主さんに登記移転したということです。丸儲けです。

「 マジですか!?!? 」

とっぽい業者さんだなあとは思っていましたが、まさかこんな恐ろしい事をするとは…。その後もその業者さんと色々なお話をしたのですが、ここには書けない最悪なことばかり言っていましたw

ちなみに、僕が「 大家のプーさん 」をはじめたきっかけは「 不動産でだまされる人を少なくする 」ということです。それなのに、まさか僕と付き合いのある人がそんなことをするとは…。

「 さすがにかわいそうですよ… 」とだけは言っておきましたが、とても暗い気持ちになりました。

■ タダより高いものはない

何度か、僕のコラムで書いている言葉ですが、やはりこれに尽きます。

「 タダより高いものはない 」

タダだからといってなんでもかんでも安易にもらってしまうと、却って高くつくかもしれません。あ! そういえば今、とても恥ずかしい話を思い出したので紹介させていただきます。

僕が小学生の時に家に「 たまご無料!! 」という10個入りのたまごの写真が載ったチラシが入っていました。僕は自転車で1時間くらいかけてその店に行き、何とかたまごをもらえる人の列に並ぶことに成功しました!

ところが、たまごをゲットする前に僕の前に並んでいたおじさんとおばさんが店員さんと口論を始めました。「 写真と違う!! 10個なのに!! ワーワー!! 」みたいな感じでした。

「 みっともない大人だなあ… 」と思いつつ自分の順番になって手を出すと、僕に4個のたまごパックが渡されました。僕もみっともない大人と同じく、「 あれ10個じゃないの!? 」と複雑な気持ちになったのを今でも覚えています。

そして極めつけに、「 あ、ボクゥ〜!! たまごと一緒に何か買わないとお店から出られないよ! 万引きだからね!! 」と大きな声で言われました。そこで仕方なくアクエリアスを買ってお店を出ました。

無料のたまごをもらうのに、とんでもない時間をかけ、恥ずかしい言葉をかけられ、みっともない大人の集まる謎の空間で屈辱を味わうという貴重な経験をしました。

しょうもない話をしてしまいました…。タダより高いものはないという話でした…。

■ タダでも安くても、必ず精査しろ

先程のしょうもない大人が集まるお店を出た僕は、ナップザックにしまってあった特売のチラシを取り出し、たまごのところに「 写真はイメージです 」と書いてあるのを見て、ガックリしました。

小学生だった僕は、安さに踊らされてしまったのでした。家に帰ってお母さんに「 無料でたまごを10個ももらったよ!!! 」と褒めてもらうつもりでしたが、汚い大人ショーを見てしまい、全然そんな気分にはなれませんでしたw

これはつまり、情報の精査ができなかったり、本質が見られなかったりする人は結局、損をするということです。

その時はアクエリアス1本分の出費ですみましたが、不動産は違います。「 不動産が割安 」という時は、「 何かあるかもしれない 」と疑ってかかる意識を持つことが大切です。

僕は今も毎月のように安い物件を買わせて頂いています。仲介業者さんには本当に感謝していますが、「 何かヤバいことがあるかもしれない 」という気持ちは常に持っていますし、物件情報は疑ってチェックするようにしています。

契約書にも万が一を考えて「 〇〇の通り告知された内容以外における重大な瑕疵や心理的瑕疵、及び本物件購入の目的を果たせないと断定する重大な内容が存在した場合には、本契約を白紙解約とする 」旨の記載を必ず入れています。

不動産というものは、「 買った瞬間 」はその判断が誤っていたかどうかはわかりません。往々にして、時間の経過とともに本当の結果が浮き彫りになってきます。

「 精査力 」。これが不動産をやっていく上で最も大切なことです。
不動産において、「 安い 」は買いではありません。「 割安 」が買いの指標です。

今回のコラムは、150万円で買った人がなぜ買ってしまったのかを想像しながら、初心者の方には腑に落ちるまで読みこんでほしいと思います。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

■ 大家のプーさん

ooyapoohsan

専業大家
横浜在住、家族は妻と二人の娘

Twitter: @ooya_the_pooh
Blog: 不動産収入で週休7日生活
Note: 週休7日ネオニート大家
Stand.fm: 毎日ステイホームで不動産投資生活



■ 主な経歴

□1988年
東京都に生まれる

15才〜22才まで音楽に明け暮れる

好きな事だけして生きていきたいとずっと思っていた

□2010年(22才)
大学卒業後、お金について学ぶため金融機関に就職

□2013年(25才)
不動産投資について学ぶため、収益不動産を扱う不動産会社に転職

主に不動産仕入の営業マンとして働く

やり方がわかったところで自分自身も不動産投資を始める

□2016年(27才)
収益物件専門の仲介・買取会社を起業

相談を受けた不動産投資家が失敗して自殺したことにショックを受ける

□2018年(30才)
管理会社を起業
地方の不動産会社の会社役員等を兼務
業者としての売買・仲介実績が100億円を超える

□2019年(31才) プライベートカンパニー以外を全て清算
専業大家となる

□2020年(32才)
SNSやセミナー等で情報発信を始める

□2021年(33才)
北関東を中心に、保有資産を大幅に追加

□2022年1月時点
家賃"CF"は約3,000万円
借入は公庫の無担保枠約1,700万円のみ
長期保有は、北関東のアパート、戸建に特化



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