• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

7,738アクセス

狙いはリセールバリューの高い車。大家さんのための賢い車の買い方【第2回】

その道のプロ/下山綾さん_画像 その道のプロ/下山綾さん

2021/8/4 掲載

今回は「 大家さんのための賢い車の買い方 」というテーマについて、自動車販売業と不動産賃貸業を行っている私ならではの目線でお伝えできればと思います。主なトピックスは、以下の通りです。

  • リセールバリューが高い車とは
  • 減価償却を上手に使いましょう
  • カーリースのメリット・デメリット
  • スーパーカーの買い方と実際の数字

■ リセールバリューが高い車とは

リセールバリューとは、一度購入したものを売却する際の再販価値のことを言います。例えば、500万円で買った車が3年後に500万円で売れれば、リセールバリューが高い車と言えるでしょう。逆に、3年後に100万円でしか売れない車は、リセールバリューが低い車です。

一般的な車であれば、仮に5年乗ったら購入価格のおおよそ半分以下、つまり簿価と同じかそれよりも低い値段になります。例えば、レクサスでもLSやベンツのSクラスなどの大型セダンは、買ってから1〜3年目で大きく値段が下がるのが通常です。

一方、リセールバリューが高い車を購入すれば、持ち出しの現金の割合が減るため、大家さんであれば物件の頭金に活用できるなどのメリットがあります。このリセールバリューが高い車ですが、車両でいえば全般的に「 SUV 」にはその傾向があります。

 例:
ランドクルーザー・プラド・ハリアー
レクサスLX、RX
ベンツGクラス( 特に現行Gクラスは人気があり高いです )
ジムニー・ジムニーシエラ

ミニバン系も、リセールバリューが高い傾向にあります。

 例:
アルファード・ヴェルファイア・ハイエース

スーパーカーですとやはり、フェラーリのリセールバリューが高く、こちらは値下がりどころか、希少価値が高い車両は値上がりすることも珍しくありません。

リセールバリューが高い車例
リセールバリューが高い車例

国産車でも値上がりするものもあります。例えば、近年人気が高いスズキの「 ジムニー 」は納期が1年以上かかることから、新車よりも中古の方が高く取引されるなど、プレミアがついている状態です。

新車と同じ価格で店舗に置いておけば、すぐに売れていきます。仮に、1年乗って買取価格と同程度で売れれば、1年間無料で車に乗れたことになりますよね。

まとめると、セダンタイプは安くなる傾向があり、SUVタイプは値下がりしにくい傾向にあるため、新車であればSUV、中古であれば2〜3年落ちのセダンを買うとお買い得ということになります。

■ 狙い目は輸出相場が高い車

最近のオススメは、「 ランドクルーザー300 」という車です。ただ乗りできるかどうかはともかく、再販価格が高く、リセールバリューはほぼほぼ下がらないと言われています。理由の一つは海外での人気が高いことです。

リセールバリューは輸出相場にも大きく左右されるのです。海外バイヤーのオーダーに適合した内外装のものは、リセールバリューが高くなります。例えば、今はベージュ系の内装が人気です。

中東は砂漠地帯で、内装が黒系だと砂の色が目立つため、ベージュ系の需要が高いようです。また、サンルーフ付やエアロパーツ付も人気があります。昔はディーゼル車の人気が高かったのですが、現在はガソリン車の方に軍配があります。

■ 減価償却を上手に使おう

自動車の購入を節税に活用したいと考えている方も多いと思います。ポイントとなるのは減価償却です。ここで、減価償却の基礎を押さえておきましょう。定額法・定率法という償却方法も併せて紹介します。

会社や個人事業主が事業を行う上で、建物や車、備品などといった資産を購入することがあります。一般的に、これらの資産は購入した会計年度だけでなく、その後も長く使い続けていくことになります。このように、使用年数が1年を超える財産を「 固定資産 」といいます。

固定資産の中には、時間が経過したり使用が継続されたりすることで、機能的・物理的な価値が下がっていくものがあります。固定資産の価値の減少に伴い、固定資産の購入に費やした金額を使用期間に合わせて費用化し、貸借対照表における固定資産の金額を段階的に減らしていく会計処理を「 減価償却 」と呼びます。

減価償却では、「 定額法 」と「 定率法 」のどちらかが使われます。定額法は計算が単純で、償却額を求めやすいことがメリットです。ただ、償却の後期になると、負担比率が高くなるというデメリットもあります。なお、車の減価償却は年ごとではなく、毎月償却が行われます。

また、車両の償却方法は個人では原則定額法、法人は原則定率法となります。原則と違う方法を採用したい場合には、届け出が必要になるので注意してください。

まず、「 定額法 」とは固定資産の価値が均等に目減りするという観点から、償却資産の購入費用を法定耐用年数の期間において、毎年同額ずつ償却していく手法です。

例えば、法定耐用年数が5年の物品を100万円で購入した場合、定額法では100万円を単純に5で割り、毎年20万円ずつ償却していくことになります。

一方、「 定率法 」とは、毎年一定の割合で償却額を計上していく減価償却方法です。資産の購入当初は償却額が大きく、年を追うごとに小さくなっていくため、収益力が低下していくにつれて費用負担も小さくなることがメリットです。

例えば、償却率が50%の物品を100万円で購入した場合、1年目の償却費は「 100×0.5=50万円 」、2年目は「 50×0.5=25万円 」というように、残額に償却率をかけた額が償却されます。ただし、このまま進めるとゼロにはならないため、償却がある程度進んだら「 改定償却率 」を利用して、減価償却を強制的に行います。

減価償却の考え方-1 減価償却の考え方-2
※考え方の一例です。詳細は税理士さんにご確認ください

この減価償却の仕組みを利用して、どうせ自動車を買うなら、不動産賃貸業で利益が大きく出る年に減価償却を大きくとれる形で車を購入する、というような節税( 正確には繰り延べ )の方法が考えられます。

次回は、カーリースのメリットとデメリットや、スーパーカーの買い方について、実際の数字を用いて解説したいと思います。

プロフィール

■ 下山綾(しもやまりょう)さん

下山綾さん

BRIDGE札幌 代表
東部ダイハツ株式会社 常務執行役員
モデナスポーツカーズ株式会社 社外取締役
株式会社ブルーエステート 代表取締役
株式会社ブリッジエステート 代表取締役


■ 経歴

□1978年
北海道札幌市生まれ
スキーとサーフィンとバンドと車の学生時代を過ごす

□2001年 トヨタディーラー入社

□2012年
ディーラーを11年勤め退社、ジョイカル下手稲通り店開店

□2013年
任意売却の自宅近所木造アパートを購入し、不動産賃貸業開始

□2014年
株式会社ブルーエステート設立、代表取締役に就任
ジョイカル西宮の沢店開店

□2018年
モデナスポーツカーズ株式会社 社外取締役に就任

□2019年
ジョイカル石山通り店開店

□2020年
ジョイカル札幌3店舗の屋号をBRIDGEへ変更
株式会社ブリッジエステート設立、代表取締役に就任

□2021年
満室家賃年収1.1億円、返済比率約48%

ページの
トップへ