昨日の前編に続き、現代アート作家で日本各地に収益不動産を持つLICCAさん( ブログ名:ジャンクの女王さん )にお話をうかがいます。日本のアート作家の懐事情、規模拡大の呪縛から逃れられない投資家へのメッセージ、セミリタイア生活を楽しむコツ、趣味のクラシックカーについて等、幅広いテーマについて語っていただきました。
■ アーティストのやっていることは「 生き方の保険 」みたいなもの
華子
LICCAさんの本業であるアーティストのお仕事について、教えてください。
LICCAさん
私は現代アートのアーティストなんだけど、アートと人生は一緒だと思ってるんです。不動産活動も、私にとってはアート活動の一種。アーティストって、社会情勢が揺らいだりして、世の中の王道的な生き方がダメになったときの、生き方の保険みたいなものなんですよ。
昔なら、武家が上から禄をもらって生きていくのが当たり前だったけど、当時、狂歌を書いている人は、自分で本を書いてお金をもらったり、別の生き方をしていたじゃない。私も早くにお金を作って、その後は自由に生きているけど、これは王道じゃない生き方を世の中に見せるという意味もあるの。
京都の春...
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