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家賃年収4,500万円。きょうへいさんが「30才での脱サラ」を叶えた3つのポイント【後編】

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2022/5/4 掲載

後編では、きょうへいさんが実際にセミリタイアするために実行した手法をお伺いします。30歳で若くして豊かにセミリタイアしたきょうへいさんは、どの様な心境だったのでしょうか。

■ 目標設定、計画、実行の3つがセミリタイアへの近道

華子

最近購入された物件はありますか?

きょうへいさん

横須賀で、ベース賃貸用に借地権の戸建てを購入しました。こちらはリフォーム中で、完成後の実質利回りは20%を予定しています。1,000万円で出ていたものを、指値して400万円で購入しました。それを今、500万円かけてリフォームしています。駅徒歩3分、平坦地で敷地が広く、アパートが2棟建つ広さがあります。

2021年に購入したベース賃貸用戸建て(リフォーム中)

安く買えた理由は、元々建売アパートの業者が買おうとしていましたが、借地権の為、地主さんの許可が下りなく、なくなく諦めた為です。その業者さんから事情を聞き、今なら大幅な指値が利くかもしれないと教えてもらい、購入に至りました。

華子

今までのエピソードをお伺いしていると、とても運が強いですよね。きょうへいさんは30歳の時にセミリタイアしたとのことですが、会社員を続けるという選択肢はありましたか?

きょうへいさん

無理すれば勤めながら不動産活動をやれたと思いますが、無理したくありませんでした。会社員もとても忙しく、だいたい朝8時に出社し、20時に帰宅する生活で、忙しい時は22時過ぎることもありました。

最後の部署は審査部でしたが、かなり難易度の高い案件の資料作りや方針策定など、精神的なプレッシャーも常にありました。家にいるときもそのことを考えて、頭が休まる時間がありませんでした。

それでも、平日の夜と土日でシェアハウスの仕事や、自主管理だったので内見に立ち会うのも大変でした。無理すれば兼業もできたのですが、睡眠時間を削ってまでやりたくないなと思っていました。

私はとにかく自由になりたいというモチベーションでセミリタイアを目指しました。会社員でいることにあまりストレスを感じないタイプと、ストレスを感じるタイプがいると思いますが、私は後者で、人にやれと命じられて仕事するのが苦手です。

華子

何故、きょうへいさんは30歳という若さでセミリタイアできたと思いますか?

きょうへいさん

目標設定、計画、実行の3つができたからだと思います。特に、目標設定が重要です。2014年に不動産を始めた時に、ちょうど2020年の東京オリンピック開催が決定しました。

そこで私は、「 2020年までにキャッシュフロー月100万円を実現して、昼からビールを飲みながらオリンピックを観戦する 」と決めました。当時はコロナウイルスも流行っていなかったので、東京に外国人がたくさん来て盛り上がる未来を想像していました。

具体的な数字と、いつまでにいくらと決めると、自ずと戦略も決まります。最初に買った区分マンションでは月100万円のキャッシュフローは無理だと分かり、シェアハウスであれば、1軒当たり10〜20万円のキャッシュフローが出るので、5〜6件購入すれば100万円を達成できると分かり、行動に移しました。

実行に関しては、「 会社員のままでは嫌だ!」という強い気持ち、負のエネルギーが行動に繋がりました。あの時、会社に満足していたらセミリタイアは無理だったと思います。ぬるま湯というか、これでいいやと満足していたら、不動産なんかできなかったと思います。

華子

実際にセミリタイアしてみた前後で、想像と違ったことはありますか?

きょうへいさん

辞めた当初は、連休がずっと続く感じで、とてもハッピーでした。それが1か月も経つと、その環境に慣れてしまい、1日の生活リズムができてきませんでした。

とにかく辞めることが目標だったので、辞めて何かをしたいというのがなく、手に入れた時間をどう使うかという計画がありませんでした。会社員だったころは、仕事がつらい分、金曜日のお酒が美味しく感じたり、土日の解放感がありましたが、それが平たんな日常になってしまいました。

鬱とまではいきませんが、気持ち的に盛り上がらない感じはありましたね。平日に遊んでくれる友達がおらず、高校時代の仲間と話も合わなくなり、一人で日々過ごすのがしんどい時期もありました。

そういう意味では理想と現実のギャップはあったと思いますが、今は不動産に集中して取り組んでみたり、平日に遊んでくれる友人や投資家仲間ができたりしたことで、徐々に生活リズムができ、楽しく過ごしています。

華子

セミリタイアしたことについて、家族や周りの人の反応はいかがでしたか?

きょうへいさん

家族はとても好意的でした。セミリタイアしてから子どもが生まれ、子育てで大変な時期に、家にいて手伝えたので、比較的楽に乗り切れたと思います。今、3歳と0歳の子どもがいるのですが、この年頃はずっと手がかかっています。

また、親とも時間が取れ、平日に母親を誘ってランチができたり、子どもの顔も見せやすく、親も喜んでいます。昔の友人は、「 すごいね 」と言ってくれますが、本心でどう思っているかはわかりません。「 怪しいところに手を出して大丈夫か?」と思われているかもしれないですが、今のところ言われはしません(笑)。

華子

会社を辞めると伝えた時の、会社の人の反応はいかがでしたか?

きょうへいさん

「 お前ならやっていけるよ 」とは言ってくれました。会社は副業禁止だったので、辞める直前まで会社に言えずにいました。敢えて言う必要もないかなと思い、言わずにいました。

■ 直接人と会うと、自分の中の認識が書き換わり、目標達成に近づく

華子

これからのお金の面での目標はありますか?

きょうへいさん

明確にはありませんが、緩く拡大していきたいと思います。お金はあるだけあった方がいいという考えなので、そもそも今の水準が充分と思っていません。保有物件については税引き前キャッシュフローで2,200万円、それに加えて転貸の収益があると言いましたが、転貸の部分は自分のコントロールが利かない部分もあります。

満室想定でのキャッシュフローなので、空室損や修繕、利益に対する課税等あり、満額が使えるわけではありませんしね。キャッシュフローから再投資もしていますし、これからの子どもの教育費も考えると、キャッシュに余裕があるとは思えません。

数値目標としては、「 あればあるだけ 」という感じですが、会社員を辞めた時の保有物件のキャッシュフローが毎月80万円だったものが、今は180万円くらいになっているので、1年あたり毎月25万円くらい増えています。なので、そのイメージで増やしていきたいです。

もしたくさんお金を稼げたらという話ですが、自らのお金でベンチャーキャピタルっぽいことをするのが夢です。銀行に入社した動機でもある、開発支援のイメージです。融資という面では、国内では近年十分に行き渡っていると思いますが、株のエクイティ、出資面では足りていないのではないかと考えています。

意義ある基礎研究や、ベンチャー企業への投資などをやってみたいです。あとは、上場株の投資で、議決権行使を通じて企業経営や資本政策に関与したいです。村上ファンドに近いイメージでしょうか。

やり方に賛否両論はあると思いますが、私は社会的意義があると思っていて、上場しているのに株式価値を上げようという意欲がない会社や、現預金があるのに眠らせているだけの会社が成長に向けた投資をしたり、株主還元したりして経済を回していくべきだと思います。

ボンヤリとした目標ではありますが、世の中にとっていいお金の流れを生めたらいいなと思います。お金儲けをしつつ、世の中にとってもプラスに作用することが理想です。やりたいことはたくさんあるので、お金はいくらあってもいいと思いますが、ストレスのない範囲でやりたいですね。

華子

これからの人生の目標はありますか?

きょうへいさん

具体的な目標はありませんが、とにかく日々幸せに生きるということですかね。毎日、「 やりたい 」と思ったことをやること、やりたいことが日々浮かんでは消えるのですが、そういう大きな目標に向かって日々積み上げていきたいと思います。

華子

最後に、セミリタイアを目指す読者の皆様へメッセージをお願いします。

きょうへいさん

先ほども申し上げましたが、いつまでに、どれくらいの数値、いくら稼ぐ、純資産はいくらとか、数字で明確な目標設定することをオススメします。明確に目標を立てた後、それを達成した人や、しつつある人に直接あって話を聞いてみてください。

不思議と直接人と会うと、自分の中の認識が書き換わります。「 自分にもできるのでは?」というイメージが湧いてきます。本の中やYouTubeの中の人は自分とは世界が違うと思いがちですが、実際会って話してみると、「 自分と同じ人間だよな 」と分かるかもしれません。

イメージとしては、「 この人にできるなら、自分にもできる 」と思える感じです。例えば、中学の友達とかが成功していたら、「 あいつにもできるなら、自分にもできる 」と思うと思います。

認識の書き換えが重要で、そうすることでスイッチが入りやすいです。そういう意味で、とにかく人と会うのがいいです。会って話を聞く中で、目標をこういう風に達成したんだと具体的な手法も学べます。

人に会って、立てた目標に対して、計画を立てる。年に2件は購入しようとか、キャッシュフローを〇〇万円増やそうとか、具体的に計画を立てるのがいいです。後は淡々と実行していきましょう。

不動産賃貸業の場合、短期的な成功は難しいと思います。数年から十数年かかる覚悟で取り組んでください。不動産は1年でどうにかなるものではありません。コツコツと10年、淡々とやっていく為にも、モチベーションのガソリンがないと続けることはできません。

自分の場合、そのガソリンは「 会社から抜け出したい、自由になりたい 」という欲求でしたが、それが無い場合は大家さんの会に顔を出してモチベーションを上げる、ということかもしれません。ご自分に合った、モチベーションを維持できる方法を見つけると良いと思います。

編集部

現状に不満を持ち、負のエネルギーが目標達成へのモチベーションになったというお話は、多くの読者の方を勇気づけるメッセージだったのではないでしょうか。目標設定、計画、実行のサイクルを徹底することが成功に繋がるというエピソードも勉強になりました。きょうへいさん、ありがとうございました。(取材担当アリ)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

きょうへい

きょうへい

元都市銀行勤務
30歳で脱サラした専業大家

プロフィールの詳細を見る

経歴
  • □2010年
    都銀に入行
    月々4万円の投資信託積立を開始。月々の積立額を徐々に増やす

    □2013年
    アベノミクス到来で積み立てた投資信託を利益確定
    300万円ぐらいの利益を得る

    しかし、この調子では脱サラできるのははるか先だということに気付き絶望、レバレッジをかけた不動産投資ならもっと早く脱サラできると気付く

    □2014年
    中古区分マンション1室購入

    □2015年
    シェアハウス2棟購入

    □2016年
    シェアハウス2棟購入

    □2017年
    シェアハウス1棟購入

    □2018年
    シェアハウス転貸を始める

    9月にサラリーマンを卒業!

    □2019年
    中古アパート1棟購入
    中古戸建て2棟購入

    □2020年
    シェアハウス1棟購入
    中古戸建て1棟購入

    □2021年
    中古アパート1棟購入
    中古ビル1棟購入
    中古戸建て1棟購入

    □2022年現在
    所有物件13物件約70室(転貸物件約90室)

    借入1.7億円 家賃 4,500万円/年(+転貸家賃収入)
    税引前CF2,200万円/年(+転貸CF)

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