■ アンロック伏見(あんろっくふしみ)さん
不動産起業家
都内在住
■ 経歴
□197X年
東京都生まれ、3人兄弟の末っ子として、ぬくぬくと育つ
□199X年
1年浪人した後、北関東のとある大学に入学。寮のぼろさとバスの運賃が距離に応じて変わること、方言が全く理解できないことにカルチャーショックを受ける
□200X年(20代前半)
外資系コンピュータメーカーにSEとして就職。外資なので外人と働くのかとおもいきや、先輩上司の80%が関西人。突っ込まれキャラとなる。世間知らずのため苦労するが、何故か偉い人とお姉さまに可愛がられる
□200X年(20代後半)
体調を崩し同社を退社。留学でもしようかと思っていたが、知り合いのプロジェクトを手伝うように依頼を受け、イスラエル製ソフトウェアの日本総代理店立ち上げ業務をフリーランスで受ける
□200X年(30代前半)
会社の本業が傾いたため、クビを切られる。フリーで仕事をする難しさを知り、同時に海外関連の仕事をしたかったため、サラリーマンに戻る
海外関連の仕事をする予定が、なぜか当時立ち上がったiPhoneアプリを作ってくれという依頼を受ける。新規事業で人が足りなく、企画、マーケティング、営業、開発プロジェクトマネージャ等々面倒くさいことすべてを引き受けてしまう
□200X年
担当したアプリがApp Storeの年間売上ランキング1位に輝くが、本人も会社もその価値に全く気が付かず。。。(今で言うと、パズドラなどと同じポジション)
同時に、アジア圏のスマホサービスの立ち上げ、構築に携わる。会社で亜流の仕事を引き受けてばかりいたため、いつしか“イロモノ担当”の評価を受ける
□2013年(30代後半)
とある金融セミナーで33才ですでにセミリタイアしている人に出会い衝撃を受ける。その人が不動産投資を行っていたことから、大家業に興味をもつ
□2014年
宇都宮市にマンション一棟を購入、大家業開始、いきなり毎月40万円の持ち出しとなり、貯金が激減して落ち込む
不動産賃貸業界が「マーケティング」をほとんどやっていないことに衝撃を覚える。IT業界で学んだマーケティングを賃貸経営に生かし、無事に満室へ。収支もプラスになる
足利市にマンション一棟を購入 、同市は空室率30%以上にも関わらず、外国人が住居を見つけるのにとても難儀している状況を知り、強い違和感を覚える
□2015年
体調を崩したことを期に、会社勤めが向いていないことをサラリーマン15年目でようやく気が付く。同時に、宇都宮で感じた衝撃や、足利で感じた違和感に立ち向かうため、サラリーマンを卒業し、起業を決意する
東金市にアパート一棟を購入
地方外国人向け賃貸業・不動産賃貸マーケティングコンサルティングを行うアンロック合同会社を設立
■ 所有物件の概略
2014年
栃木県宇都宮市 RC 1K×58戸 11.6%
2014年
栃木県足利市 RC 2DK/3DK×20戸 15.75%
2015年
千葉県東金市 木造 1DK/2DK×10戸 14.6%
■海外から帰国できない!
旅先で困った出来事ベスト3
1位:オランダで2ユーロしか持ち金がなくなった(20代前半)
夏休みのヨーロッパ一人旅中、帰国直前にアムステルダムのスキポール空港行きの電車の中で置引きされ、パスポートや飛行機チケット、現金、クレジットカードなど貴重品の一切を盗難される
ポケットにある2ユーロが全財産となり、帰国できない状態になる。この時の現地警察や大使館の対応で、国家はあてにならないことに気がつく
2位:9.11テロの際のシリコンバレー滞在(20代前半)
勤めていた会社の本社がシリコンバレーにあったため、新入社員研修で滞在していたところ、9.11テロが発生する
朝、CNNを漫然と眺めていて飛行機がビルに突っ込むシーンで映画の宣伝だと思い込んでいたが、研修に参加していたアメリカ人の同僚が泣き叫んでいるのを見て、事態を初めて把握した
西海岸だったため、無事帰国する
3位:アイスランドの火山噴火(30代前半)
ヨーロッパ出張中、アイスランドの火山が噴火し、ヨーロッパの空中に舞う火山灰の影響で飛行機が飛べなくなり、帰国できなくなる
当時、いち早く南回りの帰国ルートが開通したため、テルアビブに住むユダヤ人の友人のところに避難し、東南アジア経由でゆっくりと帰国する
当時の会社の上司、先輩、同僚に気の毒がられるが、本人は出張中に合理的な理由で休めると死海でプカプカ浮きながら密かに喜ぶ