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【前編】ニッチの中にチャンスあり。ビル、店舗、駐車場投資で家賃6,000万円の広田健太郎さん

不動産投資-大家列伝/広田健太郎さん_画像


今年最後の大家列伝は、ビル、店舗、駐車場などを対象に不動産投資を行う広田健太郎さんに登場いただきます。これまでプロサッカー選手、中古レコード店の経営者として活躍していた広田さんが、不動産投資に目覚めた理由や、7年で家賃年収6,000万円の規模まで拡大できた秘訣などをうかがいました。


■ プロサッカー選手、中古レコード販売業を経て大家の道へ

華子
自己紹介をお願いします。


広田健太郎さん
群馬県高崎市でビルや店舗、コインパーキング等、人と少し違う分野で不動産投資をしている広田です。家賃収入は年間約6,000万円で、返済比率は半分ほど。早期返済のスタイルをとっているため、借入期間はほとんどの物件が10年です。最近は、1,000万以下の物件は現金で購入するなどして、利益を現金で寝かせずに常に再投資しています。

華子
40才とまだお若いですが、本業は何をされているのでしょう?


広田健太郎さん
宅建業を持っているので、厳密にいえば不動産業です。ただ、収入源は家賃収入ですし、個人投資家に物件を売ることもありません。雇っている人もいないので、やっていることは専業大家に近いと思います。ここ数年は、自分のリズムで1カ月に5〜10日、1日数時間程度、集中して働いています。

大きな声では言えないのですが、実は、これまで、きちんと就職をした経験がありません。幼い頃から「 スーツを着て、満員電車に乗る生活は自分には合わない 」と思っていて、これまで、縁を辿りながら「 好きなこと 」、「 人に差をつけられること 」を仕事にしてきました。

華子
例えば、どんなお仕事をされてきたのでしょう?


広田健太郎さん
大学卒業後は1年間、シンガポールでプロサッカー選手としてプレイしていました。卒業後の進路を考えている時期に、2つの全く別のルートから、東南アジアでのプロサッカー選手の道をすすめられ、現地のチームを訪問したところ、受け入れてもらえたんです。

ただ、当時の東南アジアのサッカーのレベルは高いとはいえず、次のステップが見えない気がして、1年で辞めました。少しするとアジアでサッカーをする日本人選手が増えてきて、「 本当にこれでよかったのか、あのままプレーしていれば・・・ 」と悩んだ時期もありましたが、その後、中古レコード販売の仕事に打ち込むことで、迷いは消えていきました。



華子
レコード販売の仕事について、詳しく教えてください。


広田健太郎さん
僕はアメリカのブラックミュージックが大好きなのですが、学生時代から、渋谷で買った中古レコードが地元で10倍の値段で売れるという経験をしていたので、アメリカでレコードを買いつけて、日本の音楽ファンに販売するという仕事を思いつき、24才のときにスタートしました。

商売は順調で、個人でやっていた頃は月に500万円くらい使えるお金がありました。その後、法人化し、従業員を雇い、年商も1億円を超え、かなり調子に乗っていた時期もあります( 笑 )。そのまま拡大するつもりでしたが、31才のとき突然、興味が薄れてしまって・・・。周囲の人間には大反対されましたが、全部の業務をクローズしました。


海外の雑誌に掲載されている人気レコードは日本の音楽ファンによく売れた


■ 父親の会社での挫折と「 自分らしい 」不動産の道との出会い

華子
何があったんでしょう?


広田健太郎さん
直接的なきっかけは、結婚して息子が生まれたことです。実は、僕の父親は不動産会社を経営しています。でも、僕はまったく不動産の仕事に興味が持てず、それまで自分勝手に生きてきました。でも、息子の顔を見ていたら、急に「 父親の力になりたい 」という気持ちが湧いてきたんです。

それで、父の会社に入社したんですが、それまで会社員の経験がなかったので、2カ月でストレスで体調を崩して辞めてしまいました。情けないことですが、市役所で資料をもらったり、重説を作ったりという不動産会社をする上で重要な仕事が、まったく性に合いませんでした・・・。経営について父とぶつかり合う毎日で、従業員の方にも迷惑をかけました。

華子
それはつらかったですね。

広田健太郎さん
はい。当時は子育ての合間に在庫のレコードを売ったりしながら、「 これからどうしよう・・・ 」と考える毎日でした。そんな中でも、「 父親に何かあった時に力になりたい 」という思いは強く、宅建の資格を取り、不動産関連の勉強は続けていました。そこで、加藤ひろゆきさんの本に出会ったのが、大きな転機になりました。

華子
どんな発見があったのでしょう?


広田健太郎さん
それまで、不動産業というと仲介業や何千万、何億円の物件を売ったり買ったりするビジネスというイメージだったのですが、加藤さんの本を読んだことで、不動産投資なら小さな金額で始めることができ、やり方によっては相当面白くなる事業ということがわかったんです。「 これならできるかも 」と興味を持ったところで、幸運な出会いがありました。

僕はその頃、地元の経営者が集まる勉強会を主宰していたのですが、そこにきてくれたジム鈴木さんという不動産投資家の方が、「 僕は加藤ひろゆきさんの本を読んで、こんな風に賃料収入を得ています 」という話をしてくれたんです。すごい偶然ですよね。

そのセミナーの後、ジム鈴木さんに誘われ1対1でスターバックスでお話しする機会をいただき、そこで、「 自分らしく不動産の仕事をやっていけばいいんじゃない? 」と言ってもらったことで、今の道に進むことを決めました。僕の中では「 運命のスターバックス 」と呼んでいます( 笑 )。


■ 火事を機にビルや店舗への投資を本格的に志す

華子
それはよかったですね。その後、物件を買い始めたのでしょうか。


広田健太郎さん
厳密に言うと、その時点でビル一棟を所有していました。4つの店舗が入っていて、家賃収入が毎月約50万円、ローン返済後の手残りが20万円という雑居ビルです。ただ、これは自分で探したものではなく、2005年に結婚したとき、父親から「 家賃収入が入るから買っておけ 」とすすめられて、何も考えずに購入したものです。

管理も父の会社に任せていたので、「 不動産投資を始めるぞ! 」と思った時に、「 あれ? よく考えると俺、もう物件を持っているな・・・ 」と思ったくらい、大家という自覚がありませんでした。ただ、ようやく次の目標が見つかったそのタイミングで、所有するビルのテナントが火事を起こし、計画は頓挫してしまいました。



華子
火事ですか。大変でしたね。


広田健太郎さん
はい。火事を起こした店は保険にも入っておらず、家賃を支払えなくなりました。この店舗とは裁判になる直前までもめました。他にも滞納がちのテナントが出るなど、色々なトラブルが重なりました。追い詰められ、「 もう自分でやるしかない 」という気持ちになり、この頃から自分で家賃の回収や店子さんとの面談などを始めました。

今までの人生で一番、精神的にも経済的にも苦しい時期だったと思います。辛すぎたせいか、当時のことはあまり思い出せません。でも、この時期に人生を見つめ直し、本当に大切なもの以外は全て捨てて、自分の全てを不動産投資という一点に集中させるようになったことで、色々なことが好転し始めました。

華子
不動産投資に一点集中というのは、具体的には何をされたのでしょう。


広田健太郎さん
地元の不動産マーケットを徹底的に研究しました。僕はレコード店のオーナーでしたし、1棟目に所有したのもビルだったので、2棟目以降も自然とビルや店舗に投資することを考えていました。それで、街の中を歩いて、どのビルが空きやすく、どの店舗が繁盛しているかなどを、頭にたたきこんでいったんです。

2棟目を購入する時には、金融機関の担当者の方や、他の不動産業者さん、投資家の方に見えていない世界が見えているような感覚がありました。「 この場所をこう使えば、絶対にうまくいく。どうして皆、これがわからないんだろう 」という感じです。

そして3棟目を購入したのが2012年7月。この時にはもう完全に「 自分の感覚は正しい 」という確信があり、メインバンクの担当者さんに、購入後の数字の変化を伝え、購入後1カ月でそれを証明することができました。それ以降は自分のスタイルがほぼできあがり、購入するか否かを瞬時に判断できるようになりました。


華子の編集後記
元アスリートらしい褐色の肌と、それとは対照的な優しい話し方が印象的な広田さん。挫折後のジム鈴木さんとの出会い、火事の後のマーケット研究とその成果など、追い詰められてからの広田さんの逆転力には驚きました。サッカーやレコードの話も非常に興味深かったです。後編の明日は、物件の探し方やビル投資や駐車場投資のメリット・デメリットなどをお訊きします。お楽しみに。




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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ 広田健太郎(ひろたけんたろう)さん

hirotasan

不動産投資家
群馬県高崎市在住
妻と男の子2人の4人家族

■ 経歴

□1975年
北関東某市に生まれる

□1997年
早稲田大学スポーツ科学部卒業(サッカー部所属)

□1998年
シンガポールプロサッカーリーグDIVISION1でプレイ

□1999年
個人事業主として「サファリレコード」創業

□2005年
結婚

父親のすすめで1棟目のビルを購入

□2008年
レコード店を閉め、父親の不動産会社へ入るも2カ月で退社

□2009年
宅建免許取得

加藤ひろゆきさんの本を読み、ジム鈴木さんに背中を押されたことで、不動産投資に目覚める

2005年に買ったビルのテナントが火事を起こし、精神的・経済的に追い込まれるが、 苦しさをバネに地元のマーケットを研究したことが、その後の飛躍につながる

■ 主な所有物件

□2005年
11月:商業ビル購入(4テナント)20%

□2011年
3月:商業ビル購入(3テナント、1住居)売却済

□2012年
7月:商業ビル購入(4テナント、1住居)26%
9月:商業ビル購入(3テナント)28%
9月:中古戸建購入(売却済)

□2013年
3月:商業ビル購入(6テナント)18%
6月:区分マンション購入
9月:自宅近くの中古戸建購入
10月:土地購入⇒コインパーキング(23台)
12月:中古戸建店舗購入(売却済)
12月:自宅隣の中古戸建購入

□2014年
3月:商業ビル購入(2テナント) 20%
7月:商業ビル購入(7テナント)19%
10月:商業ビル購入(2テナント)32%

□2015年
3月:中古戸建店舗購入(売却済)
3月:土地購入⇒コインパーキング(35台)
6月:土地購入⇒コインパーキング(5台)
10月:転売用土地購入
11月:自宅近くの中古戸建購入

現在の家賃年収約6,000万円

月に5〜10日、一日に数時間働く狩猟型の生活を満喫している

■オススメの本・映画ベスト3

1位:本気ではじめる不動産投資(赤井誠)



僕は、この2年間位赤井さんのブログ、本、音声セミナーを何度も読んで聞いて、徹底的に考え、研究し、地道に努力を重ねました。そして今年2015年は札幌、東京、ハワイ、東京と計4回赤井さんのセミナーで勉強しました。この本にそれらのセミナーの内容が全て書いてあります。何度も丁寧にこの本を読み込むことで、かなり力がつくと思います。

2位:田舎で大家になってシンプルに暮らす101の方法(加藤ひろゆき)



不動産屋の長男に生まれながら不動産に興味のなかった僕が不動産投資をすることになったのは、加藤さんの1冊目の本のおかげです。そして5冊目のこの本はそれまでの本と少し内容が異なり、加藤さんの日常を描いたコラムを通じて投資、時間、人生への考え方を学べる本です。加藤さんの本はその時々のステージで全て勉強になりましたが、今の僕はこの5冊目が1番好きです。

3位:クイーン・オブ・ベルサイユ



黄金ガールさんのコラムで紹介されていた映画で、僕はすぐに渋谷まで観に行きました。「30じゃなくて、14でやめておけば良かった。」という主人公のセリフが忘れられません。過度な拡大やレバレッジの効かせ過ぎを戒めるために定期的にこの映画を観ています。

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