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【後編】戸建30戸で教育費を捻出、息子の東大入学の夢を叶えたジム鈴木さん

不動産投資-大家列伝/ジム鈴木さん_画像


昨日の前編に続き、戸建てばかり30戸を購入し、CF1,000万円を達成したジム鈴木さんにお話をうかがいます。後編の今日は、本業と賃貸経営の両立について、セミリタイアを決めた理由、東大を目指す息子さんを応援する際に心がけていたことなどをお話しいただきました。


■ 利回り重視から、平成築・エリア重視へと狙いをシフト

華子
不動産投資を始めて、10年以上経過しました。投資手法に変化はありましたか?


ジム鈴木さん
たくさん買うようになると、不動産屋さんも積極的に物件を紹介してくれるようになりました。その中に平成築のものがあり、持ってみると修繕も客付けもスムーズなことに感激しました。それで、2012年以降は利回り20%に届かなくても、平成築のもので、田舎でも駅に近いものや人気エリアのものを買うようにしています。

僕は基本的に自主管理なので、手間がかからないことを優先したんです。入居者さんを決めてくれた業者さんに「 管理させて欲しい 」と頼まれてお願いしているものもありますが、管理費はすべて2,000円で引き受けてもらっています。

華子
自主管理ですか? 本業と両立するのは大変だったのでは?


ジム鈴木さん
そうですね。朝8時から夜10時まで働くような日も多く、身体はきつかったです。当時は夜中にネットで物件を検索したり、物件を見に行ったりしていました。

子供たちと過ごす時間も欲しかったので、週末はお弁当を持って物件の草取りに行ったり、みんなで物件の掃除をした帰りに回転寿司に寄ったりして、できるだけ家族で過ごすようにしていました。

華子
客付けはスムーズでしたか?


ジム鈴木さん
はい。戸建てが希少ということもあり、問題なく埋まっています。去年は稼動していた物件が20戸あり、退去は1件だけでした。僕は家賃を相場より少し低くしますし、ペットもOKですので、長く住んでくれる方が多いんです。

■ 父親と母親を亡くしたことがセミリタイアを決めたきっかけ

華子
今年春にセミリタイアされたそうですね。きっかけを教えてください。


ジム鈴木さん
5年前に父が亡くなり、2年前には母も旅立ちました。両親は僕が建てた2世帯住宅の片方に住んでいて、毎日のように顔を合わせていました。3年間で家族が2人も減るなんて、5年前は想像もしておらず、この頃から、「 人生はどうなるかわからないから、悔いのない人生を生きよう 」と考えるようになりました。

つまらない見栄や、世間体を気にして安定した収入にしがみつく人生より、好きな人に会いに行ったり、尊敬できる人の話を聞いたり、人生の幅を広げる体験がしたいと思いました。

退職時のキャッシュフローは約1,000万円。決して余裕があるわけではないですが、現金で買った不動産も多いですし、この先も物件を増やすという前提で決断しました。



華子
家族の反応はいかがでしたか?


ジム鈴木さん
妻は最初、反対しました。大学生、高校生、中学生の子供がいて、下の二人は私立校に通っていますから、まだお金もかかります。でも、僕が本業で精神的にギリギリのところまで追い詰められていたこともあり、最終的には妻もわかってくれました。

家賃収入を生活費に回していなかったので、妻は生活がラクだと感じておらず、反対したということもあります。ですから通帳を見せて、生活はなんとかなると伝えたら、安心してくれました。

華子
大変なお仕事だったのですね。


ジム鈴木さん
最後にいたところはクレームを聞くことが多い部署でした。中にはクレームを言いたくて、わざわざ来る人もいます。そういう人は解決を求めていないため、ただただネガティブな感情をぶつけてくるんです。仕事ですから仕方ないと思いつつも、精神的にかなり疲弊してしまいました。

華子
会社の方に退社を伝えた時はどんな反応でしたか?


ジム鈴木さん
全員、反対しました。会社の仲間には不動産投資のことを伝えておらず、「 やめて何をするの? 」ときかれると、「 起業する 」と答えていました。つぶれる可能性は非常に低い職場だったので、皆、僕と家族のことを心配して、思いやりから反対してくれたのだと思います。

ちなみに、今でもときどき会社の夢を見ます。目が覚めると、「 もう会社に行かなくていいんだ 」とホッとするんですよ。


■ 東大を目指す長男のために親として実践したこと

華子
話は変わりますが、ジムさんのご長男は去年、東京大学に現役合格で入学されたそうですね。興味のある方も多いと思うので、教育方針について教えてください。


ジム鈴木さん
かねてから、子供の可能性を伸ばすために、子供の夢を否定しないということを心がけていました。

長男が小学生のとき、「 トリビアの泉 」というテレビ番組で、東大生が卒業式に角帽を一斉に空に飛ばすシーンを見て、「 カッコいい。オレもやりたい 」と言ったので、「 いいね! できるよ 」と応援を始めました。

注意したのは、強要や強制はしないということ。押し付けられると逃げたくなるのが人間です。ですから、子供が夢を叶えるために必要な情報を集めることと、成功体験を積ませて自信をつけさせるということを意識しました。

華子
子供の成功体験を積むために、どんなことをしましたか?


ジム鈴木さん
長男は漢字が好きだったので、小学1年生の時から漢字検定を受けさせました。「 こんなのがあるよ 」というと、「 受けたい 」と言うので、あえて簡単なところから受けるようにすすめて、少しずつ級を上げ、最終的には毎回、1級を取れるレベルになりました。彼にとって大きな自信になったと思います。

それと、親も子も本気で「 東大に受かる 」と信じるようにしました。息子は予備校に通っておらず、東大への進学者もほとんどいない学校でしたが、「 東大なんてムリかも? 」とは考えないようにしたんです。親が「 早稲田で充分 」と思っていたら、きっと早稲田に行っていたと思います。

華子
信じる力が現実を築いたのですね。


ジム鈴木さん
不動産投資で成功できたのもそうですが、思い込みって、とても大事ですし、パワーがあると思います。結果が全てではありませんが、実際に東大に受かったと聞いた時は、とても嬉しかったです。

子供たちは皆、私立の中高一貫校に通っていますが、それができたのも、家賃収入があったおかげ。不動産投資に出会えて、本当によかったと思っています。



華子
次の目標を教えてください。


ジム鈴木さん
当面の目標は戸建てを48戸まで買い進めて、KDT48( KODATEフォーティーエイト )を結成することです( 笑 )。

将来は人前で話したりコーチングの仕事もしてみたいです。頭のいい子の育て方とか不動産投資で教育費を捻出する方法とかを伝えることで、まわりの人に笑顔になってもらいたいです。

華子
家賃収入を基盤に、新しい仕事に挑戦ですね。


ジム鈴木さん
そうです。今日、思い出したのですが、2007年に1つ目の戸建てを買ったとき、「 将来は30戸買って、10戸ずつ子供に相続できたらいいな 」と思っていました。ずっと忘れていたのですが、ふと、この目標が叶っていることに気づき、「 願えば叶うんだなあ 」と実感しました。

今は健康ですが、60才まで生きているとは限りません。この先も、色々な願いを抱きながら、死ぬ時に「 あれをやっておけばよかった 」と後悔しないような毎日を過ごしていきたいと思います。


華子の編集後記
ジムさんの不動産投資は決して華やかなものではなく、スピードも緩やか。情報の波の中にあっても決してブレることなく、コツコツと歩みを進めてきたその姿は、中島みゆきの「地上の星」的な輝きを放っていました。貯金と公庫からの融資でCF1,000万円を築き、「子供たちに充分な教育を受けさせる」という目標を叶えたジムさんに、大きな拍手を送りたい気持ちです。ジムさん、ありがとうございました。

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健美家不動産投資コラム

プロフィール

■ ジム鈴木さん

jimsuzuki

戸建て専門の専業大家
埼玉県内で妻と子供3人の5人暮らし

■ 経歴

□1967年、埼玉生まれ

□1990年
固めの会社に入社

□1996年
結婚、その後、3人の子宝に恵まれる

□2003年
子供たちの教育費を捻出する方法を模索する中で、藤山勇司さんの本に出会い、不動産投資の勉強を開始

□2005年
競売で300万円の区分マンションを落札(2008年に売却済)
思うようにお金が残らず、別の方法を模索する

□2007年
加藤ひろゆきさんの著書に出会い、戸建て投資に目覚める。11月に1戸の戸建てを26万円で購入。表面利回り198%

□2007年〜2011年
毎年、1戸〜3戸の戸建てを購入

□2012年
1年で5戸の戸建てを購入。1戸を売却。この頃からローンと売却を活用するようになり、資産拡大のスピードがアップ

□2013年
戸建て5戸を購入

□2014年
戸建て3戸を購入。1戸を売却

□2015年
戸建て8戸を購入。3戸を売却
長男が東京大学に現役合格

□2016年
戸建て30戸、キャッシュフローが1,000万円を超え、セミリタイア。
セミリタイア後も物件を買い進めている。
 

■ 影響を受けた本ベスト3

この3冊で、僕の人生は大きく変わりました。特に第2位と第3位は、今の自分自身の原型を構成しています。

1、金持ち父さん貧乏父さん(ロバート・キヨサキ)



お金持ちは不動産を働かせてさらに金持ちになっていくことを教えてくれた本。
この本を読んで、お金持ちになるにはまず自分自身のビジネスを興し、キャッシュフローを生む不動産を購入することだと知ることができた。それまでは自分とは無縁のものだと思っていた。

2、サラリーマンでも大家さんになれる46の秘訣(藤山勇司)



一般のサラリーマンでも、コツコツと自己資金を貯めて競売不動産を落札すれば大家さんになれることを教えてくれた本。
この本を読んで、これなら自分にもできそうだと本気で思えた。それからは生活費を節約して貯蓄に回し、自己資金を貯めて競売不動産に入札。晴れて大家さんになることができた。

3、ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営(加藤ひろゆき)



一般市場で売れ残っている物件に対し、鬼のような指値を入れて購入し、高利回り物件を運営する方法を教えてくれた本。
不動産に鬼のような指値を入れるなんて、この本を読むまではまったく考えたことがありませんでした。まさに青天の霹靂です。この本にあることを実践して、サラリーマンを卒業できました。

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