昨日の前編に続き、福岡市街に150戸を所有する2代目大家・小場三代さんにお話を伺います。「 満室本 」のノウハウも効かないという激戦区で、高い入居率を維持できるようになった理由とは? 気になるその内容や今後の目標等をお聞きしました。
■ 激戦区でなければ自主管理が一番いい
華子
お母様の代から入れると、半世紀も大家業を続けていることになります。その間には、色々な経験をされたのではないですか?
小場三代さん
母は大家になって約50年、私は20年になります。一番ショックだったのは、不動産会社の担当者に、お金をこっそり抜かれていたことです。私たちにはフリーレントで埋めたといって、入居者から預かった家賃を抜くといったやり方で、300万円も詐欺にあってしまいました。
建物では、新築から1年で扉が開かなくなったり、すぐ雨漏りがしたりした欠陥アパートがありました。サイディングもすぐに浮いてしまい、調べてみると、遮音ボードも何もない状態で、柱に打ちつけてありました。この会社の中古物件はよく売りに出ていますが、利回りが高くても絶対に買いません。
華子
貴重なお話をありがとうございます。ところで、何をしても空室が埋...
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