昨日の前編に続き、元銀行マンの投資家で、現在はカフェを経営する菅井敏之さんにお話を伺います。「 時間的にも経済的にも自由で、好きなことをして生きる 」ことを目指し、不動産投資を始めた菅井さんですが、セミリタイヤまでの過程にはいくつもの壁があったそうです。その壁を乗り越えた方法、今後の目標などをお聞きしました。
■ 理想の「 金持ち大家さん 」と現実の自分とのギャップ
華子
実際に大家さんになってみて、いかがでしたか?
菅井敏之さん
目標だった「 不労所得 」を得てやりがいを感じる一方で、難しさも感じるようになりました。高利回りにひかれて購入した築25年のファミリーマンションの空室が埋まらず、管理費を節約するために自主管理にしたところ、長期の滞納を見逃すというミスをしてしまったんです。
「 利回り12%、非公開、任意売却物件、フルローン可 」という条件に飛びついて、「 買わなきゃ損 」と思ったことが失敗でした。売却も考えましたが、金融機関のペナルティー等があり、すぐにはできない。利回りは埋まってこそのもの。融資がつくから買うというやり方はダメですね。この物件を通して地方の築古物件の厳しさを実感し...
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