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「成しとげる力」。1代で1兆円企業を作り上げた永守重信氏に学ぶこと

極東船長さん_画像 極東船長さん 第142話 著者のプロフィールを見る

2022/5/25 掲載

モーターの世界でNO1の日本電産という会社があります。恐らく日本人で同社のモーターのお世話になっていない人は皆無でしょう。その日本電産会長の永守重信さんの『 成しとげる力 』というタイトルの本を読ませていただきました。

永守氏は50年弱前に28歳で独立、その際に3人の従業員を前に「 将来は1兆円の売り上げを達成する 」と1時間40分の訓示をたれたそうです。そして40年後、本当に一代で1兆円を売り上げるまで会社を大きくされました。

そんな永守氏の書籍から、小さいながらも不動産賃貸業を経営するオイラは薫陶をうけましたので、今回、皆さんにも紹介したいと思います。

■ 1代で1兆円企業を作り上げた永守重信氏に学ぶこと

オイラより14歳年上の永守氏は昨年、CEO( 最高経営責任者 )を退き、代表権を持つ会長となりました。つまり、会社を大所高所から関与する立場になられたということです。

同時に「 これからの人生50年計画 」をスタートされました。本気で125歳まで生きるつもりでいるそうです。オイラは今年、「 人生30年計画 」を立てたばかりでしたが、氏に倣って50年計画に変更することにします(笑)

また、2018年には日本の将来を担う人材育成のために私財200億円を投じ、大学をM&Aされました。大学だけでは人が育たないと小中高大の一貫教育までも視野に入れ、今後は教育に人生をささげる覚悟だそうです。

その書籍のなかで特にオイラに響いたのは次の項目でした。

1)困難は必ず解決策を連れてやってくる
2)あとから来る急行よりも、先にでる普通電車に飛び乗れ
3)悪いことの次は必ず良いことがやってくる
4)足下を悲観していれば、将来は明るい
5)学生時代の塾経営と株取引で学んだこと


それぞれ、心に残った部分を紹介したいと思います( もちろん、これ以外の部分も素晴らしく奇知のあるものばかりでしたので、興味のある方はどうぞ書籍を手に取られることをお薦めいたします )。



1)困難は必ず解決策を連れてやってくる

この章では2008年のリーマンショックでの事を書かれていました。氏は当時「 100年に1度の経済危機 」を前に、およそ100年前に起きた1929年の世界恐慌について徹底的に調べて先手を打ったそうです。

世界恐慌を生き延びた会社から学ぶ為に、時には英語の本を自ら翻訳してまで調べたといいます。そして、他社に先んじて従業員の給与カットに着手し、社員の合意を得て他社が軒並み赤字に転落するなかで黒字を確保できたということでした。

奇しくもその黒字額は丁度賃金カットと同じ額だったと述べています。黒字を保ったことで銀行借り入れもスムーズにでき、倒れる会社も多い中で同社は存続。リーマンショック後の景気回復期には賞与という形で従業員に還元できたとありました。

この章を読んだときに、オイラは2年前の事を思い出しました。今はコロナ禍からの出口の兆しもようやく見えてきた感がありありますが、2年前の5月はオイラにとってかなり困難な経営判断を迫られた時期でした。

なにせ宿泊事業に自己資金2億円含む10億円も投下して事業拡大を目指していた時に、中国で新型のウイルスが発見されたのです。期待していたインバウンドの減少が即座に予想されました。

しかし、過去にあったSARS、MERSの際には地域限定で収束したこともあり、これが世界的感染に広がるのかの判断が非常に難しい時でした。オイラは連日スペイン風邪当時の情報をネットで集め、世界的に感染が広がるとの最悪の想定をしました。

そして、もし世界的な流行となった場合には収束に3年はかかるであろうと判断し、2020年5月に宿泊業の撤退計画を策定しました。当時は毎月500万の出血が続くなかで応急止血をしながらの撤退でした。

それから2年経過して、4棟建設した簡易宿泊施設のうち、3棟は普通賃貸として貸し出し中です。残りの1棟は現在ある法人に1棟貸として借り上げしてもらっているところです。

4棟だけで見ると利益は出ませんが、なんとか元利を支払いできている状況です。しかし、もしも2年前のあの時に撤退の判断をしていなかったら、元利払いも出来ていなかったでしょう。

オイラの会社には従業員は居ませんので、永守氏からみたら本当に小さな困難でしたが、「 解決策は必ずある 」と信じて、脳みそを使ったことを思い出しました。

さらに、その10億の失敗を補填するために1年で新たに20億の借入新規案件をまとめるエネルギーも生まれました。これが借入100億円への舵取りの切っ掛けになったのですから、困難はピンチであり、チャンスでもあったというわけです。

2)あとから来る急行よりも、先にでる普通電車に飛び乗れ

とにかく投資においては、オイラも皆さんもショートカットをして一足飛びにゴールしたいと考えがちでしょう。しかし、ゴールに早く着ける急行があとから来るとしても、途中で何があるかは分かりません。

普通列車に乗って少しでも目的地に近づいておいて、後から来る急行に乗り換えれば良いという氏の考え方には、経営者としての「 常に不測の事態に備える 」というリスク管理に関する哲学があるように思います。

3)悪いことの次は必ず良いことがやってくる
4)足下を悲観していれば、将来はあかるい

人生はサイングラフ( 正弦波 )のように良い事と悪い事が繰り返されるもので、「 悪い事と良い事は同じ数だけあるはずだ 」と氏は書いています。「 今が悪ければ将来は2倍良い事がある 」とも言っています。

永守氏は幼少の頃から家庭が貧しく、父親を早くに亡くした苦学生でした。高校生の時に学習塾を起業し、自分の食い扶持を稼ぐことをしていました。そして、働き者の母親から今は苦しくても将来を明るくみるという「 足下悲観、将来楽観 」の考えに繋がる教えをたくさんもらったようです。

5)学生時代の塾経営と株取引で学んだこと

高校生の時に学習塾を立ち上げ、最盛期には大卒初任給の3倍を稼いでいた永守氏は、その資金を高校一年生から株式投資につぎ込みました。その後も大学生、社会人と継続し、将来の開業資金を増やすことに努めました。

しかしその後、50年前当時で1億円以上に増やした株式投資資金を、信用空売りで500万円にまで溶かしてしまうという経験をされました。相当なダメージのはずです。

しかし、この経験について、「 今では深く感謝している 」「 その時に簡単に空売りで1億円儲けていたならば、今のような堅実経営は出来ていなかっただろう 」と述懐されています。

また、氏の株式投資は「 会社四季報 」を読み解く力となり、その後に独立してからM&Aで300社を傘下にする際に生かされたとも書かれていました。

オイラを含め、不動産投資家には株式投資やFXで資金をさんざん溶かしてから不動産に参入した人が多く居ます。その株式投資やFXで資金を溶かした経験も決して無駄ではなく、感謝すべき出来事だったのでしょう(笑)

永守氏のように「 365日仕事 」と言い切れる人生は、普通の人には到底到達できるものではありません。しかし、「 365日不動産投資」なら、オイラも楽しむことができています。これが最良の人生と自信を持って言えると思います。

■ 極東セミナーのお知らせ

さて、最後にお知らせです。8月6日に札幌で2022年「 極東船長プレゼンツセミナー 」の第2弾を開催いたします。今回の講師は富山の天才投資家ふんどし王子氏と、元メガバンク行員で横浜でシェアハウスを中心に投資をしているきょうへい氏です。

申し込みは以下のサイトからお願いします。6月1日正午から募集オープンします。前回は2日でソールドアウトでした。参加される方はカレンダーへのメモをお願いします。

https://www.kenbiya.com/sm/h/hokkaido/t-g/pt-0/dt_42642m6s/

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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プロフィール

■ 極東船長さん(きょくとうせんちょう)

極東船長さん

船長のブログ:
極東船長の子供たちに伝えたいこと徒然

北海道の東の町在住
30棟800室の大家


■ 経歴

□1958年、北海道生まれ
高校卒業後、家業である漁業を継ぎ乗船、24歳から船長になる

□1993年(35才)
船の転覆を機に陸の仕事に就く。
収入が激減し、投資の勉強を開始。

□1995年(37才)
1棟目、札幌市内の中古APを購入(1DK×8戸、築5年)⇒売却

□1998年(40才)
2棟目、札幌市内の中古APを購入(1K×14戸、築10年)⇒売却

□2004年(46才)
3棟目、新築APを札幌市内に建てる(1DK×15戸、土地から取得して新築)⇒売却

□2005年(47才)
4棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1DK×10戸、築7年)⇒売却

5棟目、苫小牧市内の中古APを購入(1K2戸×2DK×4戸、築10年)⇒売却

□2006年(48才)
6棟目、札幌市内に新築APを建てる(1LDK×8室、新築)

□2007年(49才)
7棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×12室、築3年)

□2007年(49才)
8棟目、道東某市内に中古APを購入(1DK×20室、築4年)

他にも都内区分、中国区分、苫小牧の中古AP等、様々な物件の売買を続けながら、徐々に規模を拡大。

□2009〜2017年(51〜59才)
札幌市中央区にRCマンション11棟を新築(うち3棟売却済)

□2021年(62才)
所有物件
木造AP10棟
低層RCマンション22棟
高層 RCマンション 4棟
合計39棟836室
無人HOTEL4棟→(撤退中)

総投資額110億超
借入残80億 家賃7.5億 税引前CF2億 元利返済4億(利払い 1.1億 ※HOTEL失敗の為返済比率が53.4%と高くなった)
売却済み20棟334室 売却益8.5億

※物件は常に売買しているため、タイミングによって変わります。

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